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日端康雄 / 講談社現代新書 (15件のレビュー)
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komatta22232223
タイトルそのまま過不足ない内容。ちょっと味気ない気もするけど、概説の新書にそっち求め過ぎてもおかしくなるしな…勝手なイメージで「都市計画」って産業革命以降くらいかと思ってたらギリシアだエジプトだから始…まってちょっとビックリ。続きを読む
投稿日:2021.10.09
Wind
都市計画の歴史を網羅している本は中々ない為、本書を読むのが一番良いと思います。 特にその都市に作られた建物と、都市の具体的な形状を平面図に沿って書かれているため理解しやすい内容で試験勉強にもってこい…でした。紀元前から近代までの都市をこの一冊で俯瞰できるので便利です。 如何に現在の都市が過去の都市の形状を踏襲し、試行錯誤した上で形成されているのか詳しく知る事ができるので、建築学生なら一度は読む事をお勧めします。続きを読む
投稿日:2019.03.15
reinou
このレビューはネタバレを含みます
2008年刊。著者は慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。 タイトルのまゝ。 人類は生活・技術面で種々の革命的変化を生み出してきたが(農業革命、大型火器利用、産業革命、大量生産大量消費革命等)、その度に「都市」が生まれ、変貌を遂げていった。 本書は古今東西の都市(それこそ四大文明からギリシア・ローマ、中世西欧、古代中国から日本、そして近代へと広範)を題材に、その変異の具体的様相を解説する。 正直細かすぎて付いていけない点も多かったものの、その地を旅していれば一層感得できる要素が多いと感じさせるくらいに具体的な叙述に溢れる。 戦時における防衛という目的が、城壁と非条坊制を帰結した。しかし、当該目的が減じるにつれ(戦争の少ない日本と城壁が意味をなさなくなるほどの大砲技術の進展など)、城壁はなくなっていき、計画都市と発展の余力を秘めた条坊制へと移行していった。というのはなるほどと感じる点。
投稿日:2016.12.31
hiroic
“自然は神が創り、都市は人間が造った。” 古代帝国時代、封建社会、産業革命時期など、歴史の背景とその時代の地図を合わせて読むと、街がなんと面白く見える事か。 建築・都市開発の知識が無くても読み易く、史…跡巡りの旅に行きたくなる一冊。続きを読む
投稿日:2016.02.28
狐舞
メソポタミアから近代までの都市がどのように作られていったのかを俯瞰している。大学の講義を元にしたものなので、前提となる建築や歴史に関する知識の解説はほとんど無いので少々読みづらいが、図を追っていくだ…けでもどのような変遷をたどっていったのかを窺い知ることができる。 古代においては生活圏の確保、あるいは宗教的な価値観を基にした都市設計がなされていたのに対し、中世以降は文化、デザイン性が求められ、さらに近代では思想がその基になっていたり、田園都市のような社会実験の側面を持ち始めるのが面白い。生存がある程度保証されたからこそ都市計画に文化や思想が求められるようになっていったのであろうということが、マズローの欲求5段階説とも一致を見せており興味深い。続きを読む
投稿日:2013.12.31
kaizen
四大河川流域の都市から始めているところがよい。 四大文明を都市との関係で捉えると,1000年,2000年単位で物が考えられるようになる。 アメリカのような新興国とは違い, 印度,中国は何千年の歴史がある。 印度,中国から学ぶことは多いはず。 水が大きな意味を持っていることがわかる。
投稿日:2012.10.16
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