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有元裕美子 / 東洋経済新報社 (7件のレビュー)
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maruiwan
データや参考文献が多いが、見にくいのは他の方のレビュー通り。 スピって経済効果はさておきエビデンスはどうなのと思っていたが、コロンビア大やハーバード大、マサチューセッツ総合病院やMDアンダーソンがん…センターなどでレイキが取り入れられているという記載があった。セラピューティックタッチなど、手かざし療法がアメリカでは有効とされており、厚生省のhpにも海外の情報としてレイキの記載があり、ちょっと意外。こういう玉石混合感がスピっぽくてたまらない。 wikipediaでは疑似科学よりですねそうですね。 20年前にオフ会で会った人が、自称東大でレイキヒーラーで、内心なんじゃそりゃと思っていたのを思い出す。続きを読む
投稿日:2021.04.13
tattyamm
情報整理とインターネットアンケートの分析が行われている。医療的な視点での不備を指摘するものではなく、ビジネスとして市場を見た内容で大まかにつかめると思う。
投稿日:2020.10.29
longtalkms
統合医療の利用状況に関して。 健康・不安・ストレス等に対するニーズをスピリチュアル分野が一部担っていて、それはマス化を通じて、医療や宗教の市場を食っているという スピリチュアル利用者を追ったデータ…で、かつては、寂しい/不幸などが属性として、多かったが、今は「信じやすい」という属性の方が利用に大きく影響している、と。ある種マスに広げる為の正しい戦略。不幸な人ばかりではないから。続きを読む
投稿日:2015.08.12
arno
この本の価値は、三菱UFJ総研の著者が東洋経済から出していることにある。 どこかの学者がサンマーク出版から出しているのとは訳が違う。 スピリチュアルと言われる、科学的に認められていないが人の心や身体…を癒すビジネスの伸長と、世界的にメジャー化しており、日本でも早く大手が参入すれば儲かりますよ、と言うのが本論。 データを多用し、客観的に書こうとする意図はわかる。 しかし、インタビューしたスピリチュアル業界への配慮か、ややスピリチュアル寄りの印象。 生きているのに天国に居ると言い放ったオーラ系人物の名前をそのまま載せるなど詐欺に等しいものまで紹介しているため、胡散臭い印象を与えている。強く否定する科学者などは登場しない。 ただ本書はビジネス書である。 経営者がそれを信じていなくとも、合法的に販売し、客が信じて買ってハッピーになるのであれば効果など関係ない。 そう思われる事が重要なのだ。 テレビCMでは大々的に、「何だかいい感じ」「きくらしいよ」といったCMが跋扈している。 このような美味しい市場で合法的に儲けることへのハードルを下げる本書は、本当の効果追求に莫大な投資をしている製薬会社などのリスクヘッジへのヒントとして最適かもしれない。 社会の多彩な側面を本書は見せてくれる。続きを読む
投稿日:2014.07.09
whitesheep11
このレビューはネタバレを含みます
スピリチュアルと言えば、あの「オーラの泉」が浮かんでくる。DHCのコマーシャルに出ていたあの派手なお方とセットでいたあの着物の人が話題になっていた。スピリチュアルは、著書でも言われているが女性を中心に幅広い層に受け入れられていて、ビジネスにもなっている。サブタイトルが、データで読む急拡大マーケットの真実となっているように、スピリチュアルに関して、肯定、否定の立場をとらずに、この市場がどうなのか興味を持ったから記述したものと著者は述べている。 このような本が出ること自体、スピリチュアルが一般化してきている証拠化。スピリチュアルとは畑違いの週刊経済誌を発行している、あの東洋経済新報社出版しているくらいだからなあ。時代も変わったものだ。 そういえば、最近では、パワースポットという言葉を耳にすることがある。何のことかと思ったら、エネルギーの高い所のことで、そこに行くことで願い事をかなえるために行く、ツアーがあるそうだ。ハワイ、エアーズロック、セドナ、グランドキャニオン、沖縄が人気スポットだ。 スピリチュアルで不満がある点として、効果が分かりにくい。そのように答える人がアンケートで多いとある。そりゃそうだ。当たらぬも八景当たらぬも八景というし、新人もイワシの頭からというくらいだから信心が足らないと効果が薄いということか。モクモク羊の場合、スピリチュアルは怪しいN乗だと思っているので、効果がないだろう。 スピリチュアルの消費ステップとして著者は、以下のように挙げている。星占い→開運グッズ→鑑定→占い教室となる。徐々に慣れていったところで、無料から有料へと進んでいくのか。本を読んでいくとスピリチュアル市場も奥が深いなあ。
投稿日:2012.10.26
shiosaitoneko
スピリチュアルビジネスの拡大について論理的に検証した本。データの引用が多くてうざったいところもあるけど、それは正確なデータに基づいて書かれた本だということの証しでもある。 「孤独だからスピリチュア…ルにむかう訳ではない」とか、意外なことが書いてある。世間の漠然としたイメージを正確なデータによって覆している。様々な有名企業がスピリチュアル的なサービスを提供している事実にも驚いた。この本が書かれたのは東日本大震災の前なのだと思う。震災について全く触れていない。震災後、スピリチュアルに対する日本人の意識がどう変わったのかにも興味がある。続きを読む
投稿日:2012.03.30
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