【感想】絲的サバイバル

絲山秋子 / 講談社文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Bookrium

    Bookrium

    1人キャンプエッセイに取り組む絲山さんのなりふり構わぬ姿勢に感心した。
    辛い状況でも楽しんで、かつ楽しいエッセイに仕上げる能力も素晴らしい。

    投稿日:2019.12.16

  • honokanagase

    honokanagase

    アウトドアは割と好きだ。
    というか、少しハマっている。
    どれぐらいかというと、ひとりでキャンプするぐらいだ。
    川端賞・芥川賞作家である絲山さんのスタイルは、単独行だったり知り合いと一緒だったりする。
    わたしはキャンプをするなら、だだっ広い野原の真ん中あたりにテントを立てて、あとは暇に任せてぐだぐだ時間を潰したい派だ。日がな一日、読書したり、昼寝したりする。
    だから、歩き回ったり、決して釣りなんかに手を出さない。
    絲山さんのスタイルはわたしとは大違いだから、同じことをしたいとは決して思わない。
    同じところはお酒が好きなところぐらいだろうか?
    絲山さんは料理も上手そうだけど、わたしは白飯があれば、あとはなんだっていい感じだ。
    で、タイプの違う絲山さんのキャンプスタイルに興味がないかと言えば、そんなことは全然なくて、むしろ…ふむふむ、そういう楽しみ方も良いかもね…でも、マネしないもんね…などと、色んな想像をするのである。
    わたしはキャンプ場で、ほかのキャンパーたちの観察を良くする。
    わたしは決してやらないけれど、自分のキャンプサイドをいろいろ今風に飾っている人がいたり、キャンプファイヤーかっていうほど大きな焚火を燃やしてる人たちもいる。
    みんな思い思いに楽しんでいるのだ。
    絲山さんも楽しんでいる。
    キャンプはそういうところが楽しい。
    続きを読む

    投稿日:2018.09.14

  • ゆうじボーイ

    ゆうじボーイ

    一人キャンプをしてきた体験記をエッセイとしてまとめている点は良かった。ただ、群馬在住であること、自家用車を持っていることなどから、読者がすぐに参考にして真似できるかというと難しい。

    独身アラサー女性でも楽しめるキャンプというのは、誰に対してもやさしい設計のキャンプだと思う。静かな夜に一人物思いに耽るとか、地元のおいしいものを七輪で調理してたらふく食べるとか、読んでいてホッコリした気持ちになる。いつか七輪を買って好きなものを好きなだけ焼いて食べたい。続きを読む

    投稿日:2018.07.22

  • chiro128

    chiro128

    絲山さんの小説はだいぶ読んでいますが、エッセイは敬遠していました。小説のとんでもない世界が現実の足枷を受けるとどうかなあと思っていたのは事実。
    しかしエッセイも絲山さんでした。テント生活なんておよそしそうもない印象ですが、自前でお持ちだし、一緒に行くお友達もたくさんいらっしゃるんですね。そんな訳で引き続き、エッセイを読もうと思いました。進め!絲山秋子!(そんな気持ちになります。)続きを読む

    投稿日:2015.01.31

  • 乱読ぴょん

    乱読ぴょん

    これは『小説現代』誌での、表題どおりの連載だったそうである。
    ▼略して絲サバ、連載の記念すべき第一回の発売日はなんと私の誕生日。嬉しくもない四十歳。子供や若者に「お姉さんと呼びなさい」とも言えない四十歳。じゃあ、四十にして今までやっていないことに挑戦しようと協議していて、思わず自分から言い出してしまった「一月一回一人キャンプ」。そんなアホなこと誰もやってないですよね。(p.9)

    設備ばっちりのキャンプ場や人里離れた山の中、あるいは友人の家の庭や講談社の敷地でテントを張って「一人キャンプ」。読んでいると、まったく一人の行程の場合もあれば、山菜採りやら飲み食いのところは同行者がいる場合もあるが、「寝るのは一人」というかんじ。

    そして、焚き火の火をみながらすごす時間。

    ▼一人キャンプってなんなんだろう、と思う。家から椅子と調理道具持ってきて、メモ取って、ぼーっとして、飯食って酔っぱらったら寝る。なにが日常と違うんだろう。なにやってるんだろう、と思う。その上毎月キャンプしてると体験の貴重さもないなあ。
     この連載を始める前は、自然のなかで一人で夜になったらさびしくて、ひょっとしたら怖くて、誰かに電話しちゃうかもしれない、と思っていた。普段の私は滅多に人に電話なんてしないので、そういう自分がいたら楽しいと思って、電話のやり取りも書こうと思っていた。でも、今は全然そんな気にはならない。そんな簡単に自分は変わらない。幽霊でも見たら誰かに電話するだろうか。でも見ないし。(p.44)

    今の私からすると、この人めちゃくちゃ酒飲むなーと思い、やたらコーヒーも飲みはるなーと思う。躁鬱病もちで、眠剤を飲んではるようだが、酒とコーヒーこんなに飲んでて、薬はだいじょうぶなんかな?とちょっと思った。

    表紙をはじめ、装画がオモロイ。中村純司という人らしい。

    (1/18了)
    続きを読む

    投稿日:2014.01.23

  • ボトル44

    ボトル44

    焚き火焚き火〜
    焚き火の傍らでコーヒーなんていいな。
    女を捨ててサービス精神満点な感じ

    とりあえず1人はイヤ。
    1人はやめて。

    投稿日:2014.01.08

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