【感想】二人目の私が夜歩く

辻堂ゆめ / 中央公論新社
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
3
10
5
0
0

ブクログレビュー

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  • まころん

    まころん

    咲子とサキ。
    茜が真実を知ることはないんだな…

    デビュー作を思い出しました。
    辻堂ゆめさん、やっぱりいいわぁ…

    投稿日:2024.05.19

  • よつば

    よつば

    「昼のはなし」「夜のはなし」
    二部で構成されたミステリー。

    主人公は交通事故で両親を亡くした高校生の鈴木茜。
    寝たきりの患者を訪ねる「おはなしボランティア」に参加し、そこで29歳の咲子という女性に出逢う。

    交通事故の被害者同士、共鳴し合った二人に起きた不思議な現象。

    一部ではファンタジーを思わせる展開だが、二部で一気に反転する。

    咲子へ抱いていたイメージはどんどん覆され、物語はイヤミスのような空気を醸し出す。

    彼女に隠されていた真実と後悔。
    誰もが犯す過ちが取り返しのつかない事態を招いてしまう事への恐怖と切なさを感じた。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.15

  • kurukurukenken74

    kurukurukenken74

    このレビューはネタバレを含みます

    一人の体に二人の心。
    昼の部の話の通り、ファンタジーだと思って読み進めていたが…
    人間は、昼は仮面を被るが、夜は本音をさらけ出す。

    咲子の切実な願いに、過去聞いた言葉を思い出した。認知症の高齢者が、ふと頭のモヤが晴れた瞬間に「殺して欲しい」と涙を流した。胸が締め付けられ、言葉に詰まった。
    咲子と高齢者、命を軽んじての言葉ではないのが分かる。同情だけではなく、誰でも当事者になり得ることだから、不安感一杯で読んでしまった。
    介護される側とする側、立場が違えば答えも異なる。そして正解が見つからない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.13

  • kikocokko

    kikocokko

    面白くて一気読み。
    昼と夜の2部構成になっていたからすっかり騙された。
    美談を人は欲しがるが、そうではない真実も沢山あるだろうし、ほとんどがそうなのかもしれない。
    構成もストーリーも面白く、1ミリのモヤっとも残さない作品でした。続きを読む

    投稿日:2024.05.12

  • mum

    mum

    作者で間違いない、と思って買いました。最初は、人工呼吸器についての本人の推定意思の困難さなど、私の仕事に関わることが出てきたため意識がそこにむかいました。しかし、やはり辻堂先生の作品だけあって何重にも何重にも重ねられた伏線などを読み進めることになりました。もう、生活や仕事の中で、側面ばかり考えさせられてしまいます。続きを読む

    投稿日:2024.05.09

  • ichiroh0157

    ichiroh0157

    昼間の私と夜の私二人の話しの二部構成になっていた。夜間家を出て街をふらふら歩く時には別人格の自分に豹変する多重人格のミステリーはこんなストーリーの作品に出会ったのは初めてだ。だがなんとなく納得の話でチョット面白かった。続きを読む

    投稿日:2024.05.07

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