【感想】春の真ん中、泣いてる君と恋をした

佐々森りろ, ふすい / アルファポリス文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

平均 0.0
0
0
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • ジジ

    ジジ

     両親の離婚で母方の祖母の家に引っ越したヒロインの奏音。

     転校先の高校で出会ったのは、カノンをピアノで弾く同級生の男子、芹羽。

     悩みを持つ2人が出会い、それぞれの悩みに向き合いながら、高校生活を送る、青春の物語です。

     好きで仕方なくて結婚した両親が別れてしまい、好きなのにどうして?と思うヒロインの奏音は、恋をする意味での好きになるということに臆病になっています。

     どうせ別れるんだからと。

     そんなことを思うようになった直後に奏音の新しい高校生活が始まるわけですが、ヒロインに関わる登場人物は芹羽を除いて恋に夢中。

     恋のお花畑かよ!?

     と思うくらいに、あちこちに色恋が落ちています(笑)

     そして、奏音は思うのです。

     好きになったら、付き合わないとダメなのか?

     友達のまま、親友のままじゃダメなのか?

     むしろ、友達のままの方が良いんじゃないか?と。

     そんな奏音が好きと向き合っていきます。

     と、私は書きますが、読んでいて、今の私では、おやっ?と思うことが多い作品で、それもそのはず、年をある程度重ねてしまっている私では、彼ら彼女らの心の機微は刺さらなくて当たり前です。

     ただ、私の高校時代を思い出すと、なんて良い青春と思えるほどに、悩みはありつつもこういう高校生活楽しいだろうなぁと思えるくらいには羨ましい高校生活だなと思います。

     むしろ、こんな登場人物達のいるクラスで高校生活を送ってみたい!と思うくらいに。

     2人の再生の物語という帯で、相当重たい話からお互いに立ち直る話だと思うと肩透かしを食らうかもしれませんが、青春ものとしては私は全然ありだと思うくらいに素敵な高校生活を覗けたなと思いました。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.06

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。