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天木直人 / 講談社 (2件のレビュー)
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総合評価:
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msugimot
著者は小泉政権時代にイラク攻撃支持への反対を唱えて外務省を辞めさせられた元官僚です。 第五章までのアメリカの意図や行動原理、パレスチナ問題などについてはよく書かれていると思います。 しかし、第六章…以降の著者の提言はいただけません。率直に言ってナイーブ過ぎます。北朝鮮や中国を甘く見過ぎている。六章以降の主観的で断定的な物言いがこの本の価値をかなり下げていると思います。本の前半部分はよく書かれているだけに残念。続きを読む
投稿日:2012.03.01
「おやっさん」
日米安保条約が根源的に持つ危うさを訴え、集団安全保障条約の締結に向け、日本は今後努力していかなければならないとの提言をしている。 外務官僚として、憲法9条の持つ意味をしっかりと捉えながら、対米従属か…ら脱しないと、戦争国家アメリカが危惧するテロに巻き込まれるとしている。 戦後、日本の政治家、官僚が如何にアメリカのいいなりにならざるを得なかったか、政権が変わろうともその体制から脱するのが如何に大変なのか思い知らされた一冊だ。続きを読む
投稿日:2011.03.01
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