【感想】自分以外全員他人

西村亨 / 筑摩書房
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
4
2
11
2
1

ブクログレビュー

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  • 彩海本

    彩海本

    あぁ、、、、、、
    間違えた、、、、、、、

    題名なんて、なんであっても中身次第で関係なんかないじゃん。

    と、思ってましたが。

    わたしは、

    自分以外全員犯人

    だと思って読んでいたので。
    一体、何がおこる?
    みんな犯人なんでしょ!?
    なに!?なに!?
    ってラストまで期待しちゃった。

    終わって、なんだこれ?

    って思ってもう一度見たら。

    全員他人でした。

    題名って。
    すごく大事なんだね。

    なんか、ものすごい騙された気分。
    チョコだと思って食べたらアンコでした。

    みたいなね。

    面白かったらいいんだけど。
    なんか辛気臭いオトコが出てきて、最後までうじゃらうじゃら言ってるから、半分くらいまでこじらせ女の話かと思ったら、立派な成人男性だった、、、、、、

    まぁ。

    作中で本人も言ってはいるけども、こういう辛気臭い遺伝子は残さないに限るだろうな。。。

    手越祐也さんがテレビで、
    俺みたいな肉食遺伝子は残すべきなんで。
    って言ってたけど、
    少子高齢化だもの、少しでも生き残れそうな種子を残すのは人類の定めと言えなくもないな。

    うん。

    #がっかり
    #この人の本はもう読まない
    #失敗
    #辛気臭いオトコ
    #これ嫌なんだよなぁ
    #村上春樹作品もこの手の主人公登場率高め
    #わたしは苦手
    #自殺したがり
    #生命力薄め
    #恨みすぎる
    #なんか暗い
    続きを読む

    投稿日:2024.05.10

  • やや

    やや

    太宰治賞受賞作というだけあって、最初から最後まで、え、この主人公は私では?と思わざるを得ない作品だった。
    ここまで思い詰めてしまっていると、こわいけど笑える。主人公の彼(私)は一貫して大真面目なのだから。
    タイトルを見て衝動的に購入した後、取り憑かれるように一瞬で読み終わってしまった。
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    投稿日:2024.04.25

  • ほんとのポニーテール

    ほんとのポニーテール

    このレビューはネタバレを含みます

    「ただ、死ぬならなるべく人に迷惑をかけない形にしたいとは思いますけどね。取り込みとか飛び下りはもちろん、その姿が発見者にトラウマを与えるようなことにならないように。そうゆう配慮の無い自殺はみっともなくてダサいと僕は思います。」

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.17

  • coyamayaco

    coyamayaco

    文章がわかりにくい。ひとつの文章に主語が複数存在する上に省略されているから、何のこと誰のことを説明しているのかわからなくなる。例えば『奔放な性格で、従順な犬のような私』って、どういうこと?と一瞬思った
    でもメンタルが弱っている人は自分の状況を上手く説明できなくなったりするから、そういう意味ではリアルなのかも。

    カウンセラーは「そういう考え方もありますね」などと全肯定で話を聞いてくれるかもしれないけど、普通の知人友人関係に絶対反論しないスキルを求められるのはキツイな。自分の一言が間違ったらこの人死んじゃうかもとか、怖いよ。

    思考が行ったり来たりで矛盾だらけなことを自覚して苛立つ気持ち。
    自分のことを誰も理解してくれない、理解してほしい、理解されてたまるかと揺れる気持ち。
    その辺は程度の差はあれど、誰でも持っているのでは。
    死にたいわけではないけれど、生きているのがしんどい。
    何が辛いのかはっきりわかれば対策の取りようもあるけど、なんだかわからないのに辛いなあという時はもうどうしようもないよね。
    そんな気持ちをやり過ごす方法は人それぞれで、誰かのやり方が自分にあうとは限らない。だって自分以外全員他人だから。
    みんな人知れず悩んでいるのだろうけど、分かり合うのは難しい。

    もしこの主人公が意思を貫くことができたら、それはハッピーエンドと呼べるのか?本人だけが幸せなメリバエンド?少なくとも岡本さんは泣くと思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.15

  • hosinotuki

    hosinotuki

    コロナ下という閉塞感のある社会状況の中、マッサージ師として日々を過ごす主人公。吐き出せずにいる不平不満が心の中から溢れ出す最後の瞬間、これって誰にでも起こり得るような気がして怖くなった。

    投稿日:2024.03.07

  • gemi

    gemi

    図書館へ予約した本を取りに行くついでに新刊の並ぶ棚を物色していると、やけに目に付いたこの本。知らない作者、厚みのなさ、太宰治賞…ま、期待薄だけど何故か気になるので借りてみることに。

    読み始めると…ん、んー…ん?面白いじゃあないか。マッサージ店で働く44歳の柳田譲は世の中にイラついている。そしていつか自分が暴発して家族に迷惑をかけてしまう前に死のうと思っている。正確に言うと死ぬのではなく生きるのをやめようと考えている。この考え方、発想は割と共感できてしまう部分が多々あった。ホッとした部分もあるが、それよりも自分もヤバいのか?と考えさせられた。続きを読む

    投稿日:2024.03.02

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