【感想】シロクマのことだけは考えるな! 人生が急にオモシロくなる心理術

植木理恵 / マガジンハウス
(31件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • おかっち

    おかっち

    面白かった!個人的には忘却曲線と言語的隠蔽が興味深かった。

    『しろくまのビデオを見せて、1年後にしろくまのことを聞いたらどのグループが一番覚えていたか。①しろくまの事を考えていてください②しろくまのことを絶対に考えないでください→②番のほうがよく覚えていたという実験』
    『考えまいとすればするほど忘れることができない。忘れるためには脳のメーターが振り切れるまで考えること。泣きたいだけ泣き続けるほうがいい。なんだったら暴れるくらいのほうがいい。いくら悲しくても辛くても人は半年経つとその対象への興味が薄れていく(忘却曲線)』
    『メモ術。メモに気持ちも書くと偏見が入る。メモをとるときは客観的事実だけをできるだけドライに簡潔に。箇条書きで羅列するくらいの客観性を保持して。その場の考えや思いなど「主観的な」ことはすぐに言葉にしない』『言語化することで返って感覚が鈍くなったり自分の真の感情がわからなくなってしまう現象(言語的隠蔽)。頭にきた瞬間に発した言葉は言語的隠蔽の塊のようなもの。怒りや悲しみに任せて出てきた言葉は、自分の本心とはほとんど無関係のことが多いもの。喧嘩のときほどぐっとこらえて、「言葉にしないで」一晩寝かす事が大事。より正しい自分の気持ちを相手に告げることができる』
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    投稿日:2022.09.07

  • hiro

    hiro

    内容紹介 (Amazonより)
    「傘を持っていくと、必ず晴れる」
    これが有名なマーフィーの法則。
    こんな皮肉な現象は実は、むしろ人間の心理にこそ多発するのです。
    なぜ、あなたは「分かっちゃいるけどやめられない」がやめられないのでしょうか?
    なせ、不倫カップルは長続きするのでしょうか?
    新進気鋭の心理学者がそんな「人間心理のパラドックス」を斬りまくります。
    読後、もやもやしていたあなたの心は晴れ渡り、人生が急にオモシロくなること 請け合いです。
    「別れた人のことが忘れられない!」(シロクマ実験)
    「出世したのになぜか気分が重い!」(ストレス・マグニチュード)
    こんな症状の人は早めにこの本を読んでください。
    それで症状が改善した人はこの本を人に薦めてください。





    心理学、すごく興味あるんですよね。
    子供のオープンキャンパスへ行った時、ちょっとした講義を聞いてみて 心理学の講義を受けてみたいなと思っていました。
    とても興味のある内容だったからでしょうか、一気読みでした。
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    投稿日:2021.08.04

  • めぐすり

    めぐすり

    人との付き合いのなかで「今この人はわたしにこう行動してほしがっているのかな?」とか、「どうしてこんなに気持ちが落ち着かないのだろう」みたいになんとなく感じていたことが、しっかりと言語化されている。しかし本にもあるように、言語化することによって削ぎ落とされる何かがあるような気もする。
    知ってて得するでも、誰かに勝つでもなく、『人生がオモシロくなる』というのが言い得て妙。
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    投稿日:2020.03.30

  • 宇宙猫

    宇宙猫

    わかりやすく、ちょっと役にたちそうな心理学の本。最近、有名な実験が信憑性を否定されたりと胡散臭さからなかなかぬけだせない学問だけど、生活に密着している説だとやっぱり興味深いしそのテクニックをいかしてみたくなる。続きを読む

    投稿日:2018.12.22

  • がんもどき

    がんもどき

    2012.8.9読了

    心理学ってよくわからないけど、身につけたら役に立ちそう。

    「ストーカー・合コン・面接・不倫・一瞬の美人より、よく合う普通の人」
    急に面白くなったりはしないが、人間として気になるダグを詰め込んだ内容でした。

    あと、人と話すときは、横に並ぶか、90度に合わすかを心がけます。
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    投稿日:2018.06.23

  • ahiru

    ahiru

    このタイトルと表紙!
    一目惚れして借りました。心理学の本です。

    この本のタイトルは、「忘れようと努力するほど鮮明に思い出してしまう」ということを示す実験から。考えるな、忘れようと思えば思うほど、人は忘れられなくなる。

    「自分の感情をすぐに言語化してしまうと、心の深いところにある真の感情がわからなくなる」これは授業で使えそう。好きとか嫌いとかわかったとか簡単に言葉にしない。曖昧なものを言葉にする過程を大切にすること。

    「誰かの行いを見て真似して盗むこと」が学びの基本というのも面白い。新しく生み出すには誰かから盗まないといけない。
    「集団的手抜き」、人が集まれば無意識に手を抜くやつが出る。アルアルすぎる。会議をてきぱき進めるにはあらかじめ考えを持ち寄ることが必要。進行役が仕切ること、少人数で参加しなくてはならないよう仕向けること。
    教育に効果があるのは「あめとむち」ではなく、「あめとむし」。叱ることの情報量は少ない。アドバイスは信頼関係が成り立たないと伝わらない。叱るくらいなら無視する方がオススメ。
    「褒めるときは意外性」。みんながわかっていることを指摘してもダメ。そして「褒め上手は勝ち組になる」。

    当たり前なのに普段は見えない法則をわかりやすく伝えてくれる親近感の湧く心理学の本でした。
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    投稿日:2016.09.05

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