【感想】ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール 市民が育む芸術イヴェント

吉原真里 / アルテスパブリッシング
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • edward0812

    edward0812

    国際的芸術イベントである、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールの、第13回大会の模様を描いた作品。著者の吉原真理氏はハワイ在住の大学教授で、アマチュアながらコンクール出場を目指すピアニストでもある。

    最も印象的だったのは、開催地であるフォートワースの人々の、コンクールに対する情熱である。資金の援助からイベントの運営に至るまで、アメリカ国民の非常に利他的なボランティア精神という一面が垣間見られた。
    演奏者が宿泊するのはホテルではなく、ホストファミリーと呼ばれるボランティアの家庭だったり、コンサート運営にかかわるスタッフたちの、ボランティアの域を超え組織化されたプロフェッショナルな活動に驚かされる、まさに神対応という言葉がピッタリだ。

    コンクールの様子はとても臨場感あふれるレポートで、自分も会場に居るような感覚で読むことができた。本作を読む限り、今大会を経験した若きピアニストたちは皆、音楽のしもべとなっていずれ世界の舞台で大成することになるだろう、その日が来るのを楽しみに待tちたい。
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    投稿日:2016.09.17

  • lily0114

    lily0114

    ピアノを3歳から18歳まで続けた私にとってはとても面白く読めた本。

    辻井さんを最初観たときの感動は、皆おんなじなんだなーと思った。
    ピアノを本気で続ければよかったなー、と思ってしまう(笑)。もっとも私は高校生の頃にはジャズの方に興味が移ってしまったのでこれは戯言だが。

    ノンフィクションものは久しぶり。吉原真理さんの外の本も読んでみようと思う。
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    投稿日:2011.07.10

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