【感想】新編 民藝四十年

柳宗悦 / ちくま学芸文庫
(1件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • 重度積読症

    重度積読症

     岩波文庫の『民藝四十年』をやっと入手できたと思ったのも束の間、ちくま学芸文庫から『民藝四十年』が刊行された。本書は新編増補版。刊行にあたってとの編集部の文章が付されているが、それによると、1958年に刊行された宝文館より刊行された『民藝四十年』の目次には柳自身による書き加えがあり、改訂の考えがあったらしい。本書はそれら15編の論考を新たに増補したもの。
     かなり厚い本になったが、確かに柳の言わんとしたことが、より具体的に分かりやすくなったように思う。

     「美の法門」では、仏教の教えが今一つ良く理解できなかったが、詳しくその考えを論じた「無有好醜の願」、「知」るよりも前に「観」ねばならないとする「直観について」。この二編が特に印象に残った。
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    投稿日:2023.09.19

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