【感想】トリプルチョコレート・チーズケーキが噂する

ジョアン・フルーク, 上條ひろみ / ハーパーコリンズ・ジャパン
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • より

    より

    段々と登場人物が少なくなってきたような…
    ミステリーの被害にあいすぎだろ、この町。

    という訳で悪いうわさが絶えなかった市長さんが今回の犠牲者。アンドレアが容疑者なんだけど、久々にこの姉妹の活躍が楽しい。末っ子だと長女の都合の良いパシリみたいな感じにしか見えなかったので。
    それにしてもハンナはいつまでノーマンの主寝室に居座る気だろうか…(笑)
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    投稿日:2024.03.05

  • fattycatlover

    fattycatlover

    このレビューはネタバレを含みます

    クッキー・ジャーシリーズの24作目。

    いきなりハンナの脳内会話がはじまってびっくり。
    こんな作風でしたっけ?
    いままでいろいろ物議を醸してきた町長が被害者。
    そこはまあ意外性はないが、
    妹のアンドリアを容疑者にするのは無理やりでは。

    長いシリーズだからしょうがないかもしれないが、
    今までのキャラクター設定からだいぶはみ出してきた。
    アンドリアはハンナの応援があったとはいえ料理に意欲的になるし、
    町長の浮気を買い物で見逃していた嫌な感じの妻が、
    容疑者のアンドリアに理解を示すいい人になったりとか、
    変化がちょっと唐突。

    ハンナの母ドロレスの冷蔵庫野菜室には、
    どろどろにとけたキュウリかしなびたセロリしかないとか、
    歯の治療代金を払ってくれない町長に、
    入れ歯の代金を払わないと噂を流すぞと脅す知恵を授けたり、
    ドロレスは相変わらず面白い。

    モシュがトラウマからか、ハンナの部屋に帰れなくなっているのはどうなる?
    ノーマンの家は居心地が良いので、それはそれで良いのかもしれないが。
    それは、アパートの改装を理由にローマンの家に寝泊まりしているハンナも一緒?
    ノーマンの人の良さというか、ハンナへの愛情が
    ますますパワーアップしている気がする。

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    投稿日:2024.03.04

  • ミィ

    ミィ

    シリーズ第24弾
    今回の被害者はよく今まで生きて来れたなぁと思うあの人。奥様は聡明でかっこよかったな。
    アンドリアが可哀想だったけど、お菓子作りやサラダなど出来る事が増えてくることに本人がとっても嬉しそうだ、からこちらまでついほっこりする。続きを読む

    投稿日:2024.02.18

  • Konstanze

    Konstanze

    2003年、本屋での出会いは強烈だった。
    レシピつきの、ミステリー本との出会いである。
    『チョコチップ・クッキーは見ていた』 
    ハンナ・スウェンセンのシリーズの一冊目だ。

    ミステリーに、菓子の作り方が載っているなんて!
    今でこそ「コージーミステリー」というものは、ひとつのジャンルとなっているが、当時は衝撃的だった。

    驚いたのは、次の2点だ。
    作る量が多いこと。
    激烈に甘いこと。

    とにかく作る量が多すぎる。
    主人公がクッキーショップの人だから、当然といえば当然なのだが。
    大きさにもよるが、クッキーが2-3ダースはつくれてしまう。
    当時はバザーに出す機会が多かったので、それには重宝した。
    家で食べる分には、せめて使う材料を半分にして、調節をした。

    そして、激烈に甘い。
    砂糖をガバガバ使う。
    アメリカのクッキーはこんなのかあと、驚きも納得もしたのを覚えている。
    使う砂糖の量は半分か、いっそ3分の1でいい。

    レシピを見ながら、興味がわいたものを作ったりもしながら、シリーズを読み進めていったのだ。

    今回、シリーズ1巻目を引っ張り出して、パラパラ読んでいった。
    なんとハンナは29才だ。
    そしてノーマンは15才年上だ。
    母親との仲はいまいちで、すぐ下の妹アンドリアともぎぐしゃぐしている。

    ああ、こんな始まりだったなあと、読みながら懐かしい気持ちでいっぱいになった。

    かっこいい、すてきな主人公ではなく、ちょっと太めだったり、身近な女性と自分を比べて引け目を感じたり、男性とはなかなかうまくいった試しがなかったりと、主人公ハンナ・スウェンセンは身近に感じられる人だったのだ。
    「遠く離れているが、とても親しい親戚か友達のように思っている」と、
    私はこの作品を紹介したことがある。

    途中、出版社が変わったり、次が出るのかと冷や冷やしたりと色々あったが、とにかく出てくれるのが嬉しい。
    ハンナは今いったいいくつなのだろうとか、誰とくっつくのだろうとか、次々と疑問は浮かぶのだが、この際、もうそんなことはどうでもいいのだ。

    新刊が出たら、必ず読むと自分に決めたとおり読んだ新刊は、こちらだ。

    『トリプルチョコレート・チーズケーキが噂する』

    横暴で嫌われ者の町長が今回の被害者なのだが、最大の謎は、これだけ嫌われているのに、なぜ町長になれるのかだなあと思ってしまった。

    トリプルチョコレートケーキはおいしそうだなあとか、次の町長は誰になるのかなあとか、さすがにいい加減ハンナは誰かとくっつくべきではなかろうかとか、色々思いながら、さてきっと私は次の巻も楽しく読むのだろう。
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    投稿日:2024.02.16

  • PINKDIAMOND

    PINKDIAMOND

    訳者あとがきにキャラ変について触れてたので、やはりみんなそう思うのですね!と思ったのですが、良く読んだら意味合いが違ってました。今回は以前からの流れを踏襲した安心して読める殺人事件でしたが(むしろこの人が被害者になるの遅すぎたぐらい)、突然ハンナちゃんの脳内会話が別フォントで始まってびっくりしました。最初は意味が分からず誤植?って思ってこっちの思考が停止しちゃいましたよ。色々迷走感のある最近のシリーズですけど、漫画でも連載開始と後半で絵柄や敵が変わってることなんて良くあるので、あんまり気にしないことにします。コーナータヴァーンばんざい!続きを読む

    投稿日:2024.01.27

  • 海と青硝子

    海と青硝子

    今回の被害者バスコム町長には同情の余地がありませんね。何故今まで町長でいられたのか不思議でたまりません。
    ハンナの犯人と対決する癖は、マイクにメールを入れてからにしたけれど、相変わらず…。それと、ノーマンの「いいひと」ぶりもエスカレートしているのに、脳内の会話(というか討論)も大概にしてほしいものですね。
    トリプル・チョコレート・チーズケーキ、なんて魅惑的な響き! みんなの舌と心をとろかせました。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.14

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