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大崎梢 / 講談社文庫 (3件のレビュー)
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アールグレイ
バスクル新宿――バス来る新宿(@∀@) バスタ新宿がモデルだろう。 2016年4月に開設されたらしい。 バスは毎日数えきれない程到着し、また お客さんを乗せてあちらこちらへと、 発車して行く。 観光…目的のお客だけではなく、この本にも載っているが、友人の結婚式帰り、 知人に開店祝の品を持ち駆けつける、と いう人もいる。電車や飛行機の方が早い。それでも、バスを選ぶのは旅行気分に浸る。リーズナブル目的だけではない のかな?と長距離バスを利用したことのない私は思う。 この本は、五話の連作短編。 一話目、葉月は、地元山形から深夜バスで東京へ、気になる人の元へ・・・・ 三話目、崇史と絵美は幼馴染み。ある日 絵美の家に刑事が。崇史は、修学旅行を 抜け出して・・・・ 私は、五話が一番良かった! 四話までに登場した、何人もの人が五話で再登場!行方不明の男の子を巡り・・・・ 旅は道連れ世は情け、と言う。 いい言葉だと思う。 袖振り合うも多生の縁、とも言う。 この時“多生”は“多少”ではなく多生だ! 本の中で、教えてくれた人がいた。 私は、間違いなくひとつ利口になれたの だろうか?(・∀・) 2024、4、7 読了 続きを読む
投稿日:2024.04.08
匿名希望
バスに纏わる5つの短編集 人が傷ついたりすることはないけど警察が登場したり、ほのぼの小説とは違う趣き バスタ新宿が舞台 「バスターミナルでコーヒーを」 山形から東京に向うバスから行方が消えだ女性の謎…を追いかけるお話。 「チケットの向こうに」 大学な部費を持ち逃げした男が現れるのを、バスタ新宿で待つ大学生。探偵の柳浦が良い味を出してる。 「犬と猫と鹿」 主人公の中学生の少年は、修学旅行を抜け出して、深夜バスにのりある目的のために新宿まで戻る。 「パーキングエリアの夜はふけて」 新宿に向うバスの中で事件の関係者が乗っているのではと、途中のパーキングエリアで降りた男の行動がきっかけで、車内は疑心暗鬼となり 「君を運ぶ」 これまでのストーリーに絡んだ登場人物たちが、行方不明の一度しか会っていない行方不明の少年の身を案じて、バスタ新宿に集まる。集大成的なお話 目指す目的は違えど目指す場所は同じと思うと、バスの旅も悪くないなと感じてしまう。 基本、睡眠不足になるので、夜行バスは敬遠しがちですが。続きを読む
投稿日:2024.02.20
robin1101
Amazonの紹介より 会いたい人のもとへ。届けたいもの、伝えたい思い、叶えたい夢を抱えて。さまざまな人たちが行き交うバスターミナル。そこで起きた事件をきっかけに、繋がるはずのなかった個々の人生が鮮や…かに交わってゆく。目的地に向かい夜を通してひた走るバスが、人生の岐路に立つ人々を朝へと運んでゆく連作短編集。 てっきりバスターミナルにくる乗客を中心にした単独の短編集を集めた作品かなと思ったのですが、そうではなく、結果として総合的な連作短編集になっていて、さらにミステリアスな展開もあったので、面白かったです。 ミステリアスといっても、重めな事件があるわけではなく、ちょっとした疑問を解決していくというライトなミステリーになっていて、穏やかな空気感がありました。人との繋がりにほっこりとした気持ちになりました。 ただ、現実的に考えると、見ず知らずの人達と協力し、推理していくというのは・・と思った反面、新鮮な感覚もありました。個人的には、もう少しバスターミナルを舞台にした作品なので、バスターミナルを登場させて良いのではとも思いました。 バスを舞台にした物語で、昔はお世話になった深夜バス。懐かしく感じました。新幹線よりも値段が安いということで、乗っていたものの、体が痛くなったり、早く着きたいという思いが勝って、今では使わなくなりました。 バスを通して知り合う他人同士。なかなか現実に考えると・・ですが、こうした絆が羨ましいなと思いました。続きを読む
投稿日:2024.02.12
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