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齋藤孝 / ちくまプリマー新書 (17件のレビュー)
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ゾウガメ
読み取るべきポイント、考えるべき問題が提示してあってなるほどと思った 太宰は教養として読んだ方がいいんだろうなって思ってたけど、今の歳だからこそ読んでみたらこの先の人生のひとつの鍵というかアイテムと…してふとした時に拠り所とまではいかないもののなんかひっかかりになるのかなって思った続きを読む
投稿日:2022.01.06
keito
太宰治の魅力を端的に理解しやすく書かれている。 小説を小説で紹介することで、原点とは少し違った観点で太宰治という人物を知れたが、次は自身で太宰治という人物と小説を読み会話したいと思った。
投稿日:2021.04.21
marinnotousan
古書店、最安価の棚にて。 どこかの学校の副読本だったのかな。ならば幸せな学校。 確かに、10代前半で太宰治に巡り会ったのは幸せだったかも、と半世紀近く経ってしみじみ思う。
投稿日:2020.11.11
bot
読んでよかった。 センチメンタル(感傷)との付き合い方、自分はもっとできるはずなのにというくすぶり、足跡を認めてほしいという思いを否定しない、むしろそうした太宰治の苦しみを若いからこそ共感でき、そう…した思いをくぐり抜けてこそその人の魅力が増すという作者の考え方が好き。もちろんそれは、ながく研究者として?芽が出なかったらしい作者の齋藤孝も肯定することを意味する。「新樹の言葉」「満願」あたり読んでみたい。続きを読む
投稿日:2020.03.21
灯 六鹿
齋藤孝さんの優しい語口調につい、うんうんと頷きながら読んでしまう。 「若いうち」ということで、対象年齢は10代〜20代を想定されているのでなおさらそう感じるのかもしれない。 有名な太宰治。 けれど、…小学校や中学校の教科書に出てくる作品くらいしかあまり知らず、その後読んだものはあまり多くない。 齋藤氏も言うように、どこかナルシストっぽく、自己顕示欲と、自己否定にまみれていて読んでいると暗い気持ちになりそうなイメージは私にもあったように思う。 でも、本書の解説を一つずつ読むに従って、また違った1面が見えてきたような気がする。 文章を書く人、芸術家という、自身の奥深く深くまで潜った人たちはきっとボロボロになってしまって、それでもその奥底から綺麗な、時には綺麗すぎてグロテスクでさえある言葉の真珠を見せてくれる。 身を削る、ということはなかなか出来るものではない。 「イメージ」で、彼ら(今回は太宰治)を読まないなんてもったいないことだ、と気付かせてくれる素敵な本だった。 近代文学というとなかなか触れる機会が無いので、時々ふとこの本を思い出して、少しずつ読んでいきたいなと思う。 近代文学史にも少し興味が湧いた。続きを読む
投稿日:2016.12.03
yukke
齋藤センセイの太宰治紹介本 ヒリヒリしてぐだぐだ悩む10代20代がうってつけらしい 悩むときにとことん悩んでふかーく考える時期にふかーく考えると人間的に深みが出るそうです けっこう太宰治は読んでる…と思ったけど 知らない短編もあったり 色々よみたいなーとおもった あとどうしても内容やあらすじにめがいっちゃってるから 日本語がうまいというそういう観点からも読みたいと思った続きを読む
投稿日:2016.01.12
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