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雫井脩介 / 水鈴社 (38件のレビュー)
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総合評価:
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はるはる
このレビューはネタバレを含みます
ミステリーだと思いながら読み始めたらヒューマン系だった。企業ものの成功しそうになったら邪魔が入り…というのの繰り返しが見ていて飽きてしまうので微妙な感じなら読むのをやめようと思ったが、一つ一つ困難を乗り越えていく様に私もチームの一員になったような気になり最後は達成感すら覚えた。体の健康を考え最近乳酸菌飲料を積極的に摂るようになったから尚更身近に感じたのかも。 恋愛要素に関してはそこがメインではないのだからこんなにこじれさせなくても…と思う。 そして登場人物の名前がすんなり頭に入ってこず、そこに躓くことがストレスだった。実行が欲しいものは全部成功の手にある終わり方は爽やかに表現されているもののあんまりいいなと思えなかった。 客観的に見て実行と成功を比べここだ!という物が見つからないと思った。
投稿日:2024.05.20
ユウタ
自分が周りに支えられる意味を深掘りできる小説。 ミステリー小説だと思っていたが、いい意味で期待を裏切る人間味溢れる小説でした。 二人の主役の個性差もこの作品の魅力だと思います。 ただし、成功(まさ…とし)、実行(さねゆき)と読みにくいのとよく使われる言葉で混乱はしました。 成功が自分の立場を取り戻すために周りに助けられ、そして、新製品の開発に至るまでの歓喜や問題を乗り越える姿にグッときました。 ページを捲るのが止まらないほどに、この世界にハマってしまいました。 読み終わるのが惜しかったほどです。 ひと言言えるのは、読む価値のある小説でした。続きを読む
投稿日:2024.05.17
piyo
始めはミステリ要素もあったが途中から完全な企業のお仕事小説に。キャラも共感できて読みやすいのだが、恋愛要素はそんなに要らないような。それでも結末は安易過ぎず良いオトシドコロかと
投稿日:2024.05.05
ゆっこ
2人の異母兄弟、成功と実行がさまざまな社内事情の中で会社の新商品を売り出していく話。成功が営業部に落ちてから社員みんなを鼓舞し、目標達成するまでの部分が特に面白かった。大沼と成功のやりとりの中に「自分…の代わりなんていくらでもいる。歯車の1つがいっちょまえに腐ったところで誰も拾わない。相手を振り向かせたいなら、自分の力を示さないとダメだ」と語りかけるシーンが良かった。その通りだとも思った。テンポも良く、とても読みやすかった。続きを読む
投稿日:2024.04.28
ichiroh0157
読み始めてすぐに拉致監禁それも別荘の地下室に半年も!犯人探しのミステリー小説か、読み進めても一向に展開しない。少々イライラ---話しは意外な方向に、父の会社に半年のうちに異母兄弟の兄に役職を奪われ--…-それからは俄然面白く、人間関係や競争相手の同様の会社との闘いありで一気読みに。続きを読む
投稿日:2024.04.21
わかさやあや
私は終始成功派だったが、実行も作品紹介にあるような悪い人物には思えなかった。 それよりも勢司のほうがよっぽど嫌なやつだった。 御曹司として周囲から持ち上げられていた成功が監禁をきっかけに一社員に成り下…がり、そこから奮起して上り詰めていく様子は痛快だった。 兄弟で会社を盛り上げていくのかと思いきや、最後で実行は上層部から外される。 実行が可哀想と思ったが、ラストには思わぬ展開が待っていてホッとした。 兄弟で同じ女性を好きになり、そちらもどちらが選ばれるのだろうかとドキドキした。 相容れないと思っていた異母兄弟の最後の会話が印象的だった。続きを読む
投稿日:2024.04.18
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