【感想】深夜カフェ・ポラリス

秋川滝美, 桜田千尋 / アルファポリス
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
3
10
4
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • chocosen

    chocosen

    このレビューはネタバレを含みます

    深夜にひっそりと営業しているカウンターだけのカフェ。
    店主の朱里が、訪れた人の心の中が見えているのかのように、まさに今食べたいと思っている食事を提供してくれたり、気持ちをピタリと言い当てたり。
    現実にそんなカフェはなかなかないと思うけれど、訪れる人達の悩みは自分が感じたことのある気持ちだったり、想像できる気持ちだったりするので、登場人物やその家族に親近感が湧いた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.05

  • まちゃこ

    まちゃこ

    お節介で勘の鋭い女の子(わたしから見れば)が営んでる、真夜中カフェ。
    真夜中にご飯は絶対食べないけど、美味しいお茶なら飲みに行きたいと思いました❤️
    元気のいい女の子は、それだけで気持ちいいし、どちらかというとわたしも、お節介おばちゃんなので、会話が弾みそう‼️


    とても楽しく、サクサク読めました。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.13

  • ほろ酔い雀

    ほろ酔い雀

    深夜開業のカフェその名をポラリス。洞察力がある店主、提供する料理と若いのに人生へのアドバイスがいい。

    投稿日:2024.04.06

  • chobin106

    chobin106

    深夜カフェ「ポラリス」の朱里さんの聞き上手なところとその人に合わせたお料理の提供上手なストーリー5話。どれもよかった。心が癒される~~~
    「明けない夜」が好きだったかな。

    投稿日:2024.04.05

  • アールグレイ

    アールグレイ

    古来、日本人は北極星を道標にしていたと聞く。北極星「ポラリス」というこの店は、夜10時~朝6時の深夜営業。
    病院の傍にあり、忙しさにお腹を空かせた医師や看護師がやって来ては、愚痴を
    こぼし癒やされ帰って行く。
    この店の店主は、朱里、アラサーという
    感じだろう。元気が良く、察しがいい。


    この本は、連作短編で五話の話がある。
    子供の入院に疲れ、空腹状態で店の看板を見つけ、癒やされた母親。

    二浪の受験生、家は病院。医学部を目指すが模試の結果は最悪。寄り道をしたくなり、見つけた店で朱里にアドバイスを受け決意を新たに。

    他、三話共どれも良い!
    朱里はお客を良く観察している。
    洋食と和食の二種類のみだが、皆舌鼓をうち喜ぶ。身体中にじわじわと広がる
    ぬくもりを感じながら、今の自分の心を
    見透かされているのでは?と一瞬思う
    客もいる。それでも、すぐに安堵に浸ってしまう。朱里は、ポラリスは不思議な
    店だ。
    迷い、途方に暮れたりしている人も、
    店を出る時にはカイロの温もりを受け
    とって、帰ることができるのだから。

    この本は、秋川滝美さん。
    秋川さんの本は、「居酒屋ぼったくり」を
    全巻読んでいる。
    それ以外の本は、この本が初めてだ。
    やはり、食について沢山の事を語っているなぁ、と思った。
    温もり、らしさが出ているなぁ・・・・


    2024、3、16 読了
    続きを読む

    投稿日:2024.03.16

  • かな

    かな

     深夜営業の「カフェ・ポラリス」…大きな総合病院の近くでひっそりとこぢんまりと、朱里(あかり)という女性が営業している。このお店のコンセプトは、忙しい時ほどおろそかにしがちな食事を誰かが作ることでゆっくり楽しんでほしい…というもの(…でいいのかな)。5編の短編が収録されています。

     身体も心も疲れているときほど、あったかくておいしい食事したくなりますよね!そんな希望を叶えてくれる場所が「カフェ・ポラリス」なんでしょうね♪メニューはなく、来店したお客さんの様子で提供するお料理を決めるなんて…和食か洋食かは選べるみたいです。店主の朱里の洞察力、勘の鋭さにはドキドキさせられます。それが原因で朱里から離れていく人もいるようですが、ストーリー上の登場人物にはいい方に働いています。ちょっと不思議な存在の朱里、もし次作があるのなら朱里のこれまでの生活とか読んでみたいですね。

     『みんな北極星は動かないと思っているけれど、本当はちょっとずつ動いているんだよ。どんなに固い信念の人でも時にはぶれる。そこがいいし、それでいい』

     作中友人と朱里が店名のことで話した会話の一部です。なんか、そのままでいいんだと言ってくれているようで心に残りしました。

    ※追記)表紙の装画は満月珈琲店でおなじみの、桜田千尋さんが手掛けていることを知りました。素敵だなぁ〜って思ってました!!
    続きを読む

    投稿日:2024.02.26

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。