【感想】インフレ不可避の世界

澤上篤人 / 明日香出版社
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
1
0
4
2
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • yashiti1

    yashiti1

    2年前に出された本。
    経済予測なので、ほぼほぼ答えが出ているが、澤上さんの言うとおり、かなりのインフレが起きて、米国債を含めた債券が暴落した!

    一つだけ、大きく外れているのが、足下までの株高。さわかみファンドは、応援したい優良株のみをポートに入れているから、売らない!のかも知れないけど、少しは益出しをしたのかな??
    どんなオペレーションをしてきたのか、確認してみようと思う。

    でも、澤上さんの50年単位の長期投資理論からすると、この2年間の上昇なんて、たい焼きの尻尾なのかも知れない。。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.18

  • zhongxia

    zhongxia

    消費税を「年金税」にして全額給付にあてる。
    眠っている969兆円の1〜3%が世に出回るだけで大きな成長が期待できる。
    出費はしたくないが、もらえるものは欲しい。そして貯金。それでは停滞するばかり。

    投稿日:2023.05.01

  • takeut

    takeut

    反リフレ派による経済悲観論。
    ガラガラポンのリセットをした方が強い日本が復活するという主張はその通りかもしれないと思った。

    投稿日:2023.02.23

  • もりりん

    もりりん

    このレビューはネタバレを含みます

    ここ数年、SNSで投資を勧めるインフルエンサーの方も増えてきて、私もそろそろ……と思いつつ、やれS&P500やらFX投資やら、何が何だか分からず、先ずは勉強しようと思い、タイトルに惹かれて購入した一冊。

    ベテランの長期投資家の方の話であるから、初心者には理解が難しいかと思いきや、繰り返し説明してくれたりするので、予想していたよりは読みやすかった。

    大筋としては、これまでの40年間が異常であったこと、そしてそれは各国の政府が金融緩和政策を進めているため、金融の世界では金余り状態であることに由来するというような内容だった。

    早まって投資を始めなくて良かったなと思えた一冊でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.01.07

  • エル

    エル

    2022年72冊目。304ページ、累計19,793ページ。満足度★★☆☆☆

    2022年3月出版

    現在のインフレ・資源高・金利高の経済に関しての状況描写はまぁまとも

    一方で、約40年間に及ぶ金利低下(債券価格上昇)、アメリカを中心とする株高の原因をいわゆる投資家の機関化現象に理由を求め、世界の年金マネーが株式・債券を買いまくってきたバブルがまもなく崩壊すると言う

    そのため、ごく一部の資産を除き、資産の換金を推奨

    世界の年金資金をめがけて、運用会社がマーケティングを仕掛けている云々のことだが、本書も立派なさわかみ投信の宣伝本であろう

    なお、公的年金の大胆な改革案が実現可能性は抜きにして面白い

    消費税を「年金税」に鞍替えして税率を15%ないしは20%にする。年金税を年金給付に充てる。年金の積立制度?も運用業務も全て廃止。関連する役所の業務も徹底的に減らす

    そして、マイナンバー制度を完全実施すれば、個人の税金が完全に捕捉されるようになり、年金不安も解消すると

    マネー雑誌で毎回同じ様な話をしているので、いつもスルーしていましたが、特に読む必要はない本でした。

    本人の話を近くで聞いたことあり、人を惹きつける力はある方ではありますが・・・
    続きを読む

    投稿日:2022.11.30

  • poron330

    poron330

    澤上さんの見立てでは、現在の株式・債権市場は超割高。すぐにでも株や特に債権は売却し、現金に換えておくことを強く推奨している。何よりもリーマンショックからコロナ下の現在に至るまでの、世界的な超金融緩和製作が近々金融市場に大きな混乱をもたらすと断言している。日銀によるETFの買い支えについても大きな懸念をもっている。”日銀が豪腕でもって市場機能を叩き潰してきた咎だ”確かに全くその通りだと思うが、暴落が何時発生するのかは誰にも解らない。著者は日本国債の暴落懸念を10年くらい前から警告している。ここがなかなか難しいところ。
    新しい目線として今まで年金資金が世界中の株を大量に買ってきていた。しかし年金資金はこれから支払いが急増し残高は現象にむかう。大口の買い手が減ってしまうのは確かだ。
    ESGもSDGsにも辛辣。長いこと株式投資をしていた人なら覚えているだろうが、以前にSRI投資がもてはやされたことがあった。私も実に馬鹿馬鹿しいと感じていたものだが、SDGsも一緒。自慢気に社長とかがあの虹色◎バッチをつけて、どうだおれはこっちも考えているんだぞとばかりに雑誌やテレビに出ている。そんな会社には投資することはないという細やかな抵抗を試みている次第。
    さわかみ答申自体はどうか。現在の基準価格は3万円と20年で3倍となっている。でも設定から10年以上たっても基準価格は1万円のまま(途中2万円までつけたが)だった。上昇したのはやはりここ10年で3倍になっている。昨今キャッシュポジションが増えたかというとそうでもなく、7年前と同水準の15%位。もっともほぼ日本株だけでこの成績は良い方ではあろう。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.07

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。