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一穂ミチ / 講談社文庫 (164件のレビュー)
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総合評価:
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ありママ
2022年本屋大賞第3位 第43回吉川英治文学新人賞 第9回静岡書店大賞 キノベス!2022 第4位 「誰の人生だって激動だよなぁ」というセリフの通り、それぞれの登場人物の小さな人生の一コマが短編に…なっている。 どの話にもかなり特殊な状況があり、共感はしにくいけど読み物としては面白い。 でも実際は特殊なんて自分の基準で判断しているだけだし、実は世の中に特殊な状況はありふれているのかも。 一つも特殊な困難を抱えず過ごせる人生なんてないのかも。 自分もこのスモールワールズに激動の人生の一編として載せるとしたらどこになるかなぁ。 続きを読む
投稿日:2024.05.02
moppuinu
一穂ミチさんも、いつか絶対に読んでみたい、と思っていた作家さんだった。 第一話「ネオンテトラ」からどんどん惹き込まれる。 自分の読むスピードの遅さがもどかしくて、ついつい先の頁をぱらぱらと捲ってしま…うほど。 一方で、登場人物たちの抱える傷はあまりにも深く、胸が苦しくなってしまい、時々休憩を挟まないと読んでいられなかった。 矛盾するようだけれど。 「何も口を挟まれたくない。退屈な教科書の文章みたいに単純な情報として丸飲みし、解釈も深読みも加えないでほしい。自分の人生を物語みたいに味わわれたくない。」 ごめんね、と思う。 私も私の人生を、他人に勝手にあれこれ評されたら嫌だから。 読み終えた今も、まだ自分の中で感想がまとまらない。 (集中しすぎて頭がボーッとしているからか) ひとまず言えることは、これからも一穂さんの作品を読んでいくだろうということだ。続きを読む
投稿日:2024.04.30
yu
このレビューはネタバレを含みます
短編集でとても読みやすかった! 特に、「ピクニック」が、後味悪すぎるけどすごく引き込まれた。 最初と最後の章の繋がりを、レビューを見て気付いた。悔しすぎる〜〜〜!つい読み直した! 満足度高い作品。ハッピーエンドが多かったら個人的に優勝だったなあ〜
投稿日:2024.04.29
なまけさん
短編でどれも読みやすかったし、斬新な切り口なお話が多かった。側から見たら同情されるような立場でも、彼等彼女等の間では暖かく幸せを感じられている、そんなことに気づけてよかった。幸せの定義は人それぞれだか…ら。 続きを読む
投稿日:2024.04.28
ベル
人生のそれぞれの文脈の中での人との出会い、再会。私たちは1人で生きてるのではない。出会う人に影響を受けながら生きていることを感じさせてくれる作品でした。
投稿日:2024.04.26
ortensia
夫婦や親子、姉弟、先輩と後輩… いろいろな人々の日常生活を描いた、7つの物語からなる短編集。 誰もがみな、思うようにはならない人生を、葛藤しながら生きている。悩みのない人なんていないんだな。それでもや…っぱり、生きていくって素敵なことだな。と思わせてくれる作品だった。続きを読む
投稿日:2024.04.23
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