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今野敏 / 講談社文庫 (9件のレビュー)
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総合評価:
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George
思いのほか正統派の歴史小説。 主人公が隠蔽捜査の竜崎に似ていて好ましく感情移入しやすかった。また、幕末を幕府側から描かれた作品を読んだことがなく面白かった。 福沢諭吉はやな奴だった笑
投稿日:2024.04.26
mainichid
「己にないものを自覚し、他者のよさを認めて足し算をしていく。品格というものは、そうして育っていくものでしょう。引き算ばかり考えている連中には、品格が備わることはありません。」 日本の現代化を支えるた…めには様々な思惑が絡んでいたんだなと。続きを読む
投稿日:2024.03.21
まつした
幕末の技術者、小野友五郎の生き様を描いた歴史小説。歴史の前提知識があまり無くても割と読みやすい。 測量技術者として計算に絶対の自信を持ち、アメリカ人相手にも臆することのない友五郎の技術者魂に心打たれた…。計算は嘘をつかないという信念の元淡々と仕事をこなすのが常の友五郎だが、激変する環境に翻弄される中で垣間見える人間臭さが何ともよい。 勝海舟や福沢諭吉などの超有名人物がダメ人間として描かれているところが個人的にすごく好み。続きを読む
投稿日:2024.03.17
1462148番目の読書家
笠間藩士として出世して幕府に出向。咸臨丸で航海長を務めて後幕臣となり、勘定奉行並にまで出世した、「笠間が生んだ科学技術者」小野友五郎の物語。 友五郎が常に淡々としていて感情移入がし難いけれど、幕府に…は人材を登用する仕組みがちゃんとあったんだなぁ、と感慨深く思う。この多才の人にじっくりと一つのところで仕事をさせる余裕のなかった時代のめぐり合わせが惜しまれます。 その一方で、明治の偉人として高名な勝海舟や福沢諭吉、坂本龍馬もけちょんけちょんです。続きを読む
投稿日:2024.03.11
はるぽんぽん
長崎海軍伝習所1期生の小野友五郎の半生。 算術達者から長崎海軍伝習所で学び測量技術者となり咸臨丸で渡米。その後も幕府の裏方として働く。木村摂津や小栗さんと仲良し。武力攘夷をバカの仕業だと感じる人柄。 …職人気質の真っ直ぐさが好き。 この作品では、勝と福沢がまあまあアレな人で、ごめんその感じまさに同意だわwと思った次第 小野さん自身はこの物語ののちのちまで生きていたので、続編を作っていただいても嬉しい。続きを読む
投稿日:2024.02.26
E.Mogura
小野友五郎という数学者が、幕末から明治にかけて、官僚として活躍したお話。 浅学にて、こんな人がいたことは知らなかった。 福沢諭吉や勝海舟ファンが読んだら噴飯物の内容かも。
投稿日:2024.02.18
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