【感想】宗教右派とフェミニズム

ポリタスTV, 山口智美, 斉藤正美, 津田大介 / 青弓社
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
2
3
1
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • かしきふくろう

    かしきふくろう

    少しジェンダーを齧った気でいたが、ポリタスTVの視聴者同様、知らないことばかりの内容で衝撃だった。怒りを感じながら読まずにはいられなかった。
    しっかり勉強して、情報をキャッチアップして、その情報を精査して、かつ「報道されない」事実にも心を向けないと、一部の人だけが進めたいとんでもない方向に、この国が進んでいることに気づけない。

    伝統的な家族・家父長制礼賛、夫婦別姓を選択する」ことさえ叶わない、頓珍漢な少子化対策…。

    未来の子どもたちに「あの令和の時代に生まれなくて良かった」と言ってもらえるように変えていかないといけないのでは、と感じる。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.06

  • amy

    amy

    ようやく読んだけど、今まで宗教右派がやってきたことがあまりにもひどいというか、女性のことは子どもを産む肉袋としか思ってないんだろうし、性的マイノリティの人たちのことはとことん透明化してこの社会に存在することを無視しようとしているということだけがひたすらに伝わったし、先の戦争に関する歴史を都合よく修正して海外に触れてまわっていたりと、本当になんてことをしていたんだ…と具合が悪くなった
    日本国籍の成人男性以外を人間として扱う気がまるでない
    文章自体は淡々と事実を述べているけど、それだけにひどさが際立つ。ここ30年弱で日本の男女平等や子どもたちへの教育が後退していったかを流れも含めて知ることができる
    続きを読む

    投稿日:2024.03.08

  • eccoleseratte

    eccoleseratte

    出版社(青弓社)のページ
    https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787235251/
    概要と目次

    「朝日新聞」書評(20231202)
    https://digital.asahi.com/articles/DA3S15807283.html続きを読む

    投稿日:2023.12.02

  • San_nan

    San_nan

    独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
    非常に優れた内容だと思いました。

    一方で、タイトルがややミスリードな印象でした。「宗教右派」の話があまり前面に出ていなかったような気がするので、もう少し宗教団体にフォーカスした話も読んでみたいです。
    どちらかというと、「伝統的家族観」を信奉する宗教団体が自らの団体を票田として右派政治勢力に食い込んできた、政治とジェンダー政策状況の日本戦後史(現在までを含む)、という感じでした。
    以下、ちょっと思ったことを。

    p61 ジェンダーフリーになると売春が肯定されてしまうからよろしくない、という主張について。もし、ジェンダーフリーになると売春を肯定するというのであれば、「男社会」での買春も当然批判されるべきなのですが、その点は宗教右派や保守政党はどう考えているのかな、なんて思いました。

    p75 「日本文化を伝える」云々について。結局、今の日本の若者に、「日本の文化」が良いものだと思ってもらえていないことが問題のような気がしました。だいたいそういう文脈でお偉いさん方は「じゃあ愛国心教育をしよう」とか短絡的な発想をするんですが、それで押しつけたら余計逃げるに決まってるって・・・。今の日本って、国が若者を駒と思っているのに、一方的に若者に国を愛すことを求めるなんて、ジョークが過ぎます。

    どんな人も、幸せに過ごせる日本社会になってほしいものです。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.01

  • keyakishibuya

    keyakishibuya

    基本的に既に知っている内容ながら,こうやってまとめて読んでみると,何と悍ましい事か…
    安藤優子さんの『自民党の女性認識』と合わせて読むとその気持ち悪さが一層認識できると思う.
    ただ,「宗教右派」と言う枠組みからはちょっとピントがずれてしまっていて残念.安藤優子さんの著書の方が寧ろ,宗教右派と自民党はじめ右派政治家,日本政府の連動を的確に描いていて,本書を読んだのち『自民党の女性認識』へと読み進めるのがオススメ.続きを読む

    投稿日:2023.11.21

  • tokosan

    tokosan

    もともと本書出版のきっかけになったポリタスの配信はライブで見ていたし、それ以降もおふたりのTwitter(敢えて今の名前で呼びません)を追いかけていたので、時系列や名称などの事実を再確認する資料として読みはじめたのだけど‥
    今更ながらここ何十年もとんでもない政治状況だったこと、それがまだ続いていることに改めてドン引きしている。いやダメだ。ドン引きしてる場合じゃない‥世間は今、芸能ニュースに翻弄されていて、そっちももの凄く重要だけど、だからこそ、ここでちゃんと踏ん張って仲間と繋いだ手を離さないよう、おかしい事はおかしいと言い続けないと。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.04

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。