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クレイン, 森原八鹿 / 蜜猫文庫 (2件のレビュー)
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レイラ
このレビューはネタバレを含みます
虐げられてきたけれど前向きヒロインと、軍人ヒーローのラブコメ。と思いきや、終盤でのシリアス展開に驚き、涙が溢れました。 ヒーローがチョロくて可愛い。望まない婚約だったから、屋根裏部屋に押し込めた…のに、きちんと行き届いた配慮に笑ってしまった。根っからの良い人で、しかもなんでこんなことしたんや…って後悔してるのも可愛い。すぐに前向きで可愛いヒロインに絆されるのも最高におもしろかった。 ヒロインはヒロインで、愛情を受けてこなかったからズレてるというか、素直に受け止められず、自分の気持ちがわからなかったのもリアルで良かった。 終盤の展開が怒涛で、真っ黒な王太子殿下が恐ろしくもあったけれど、驚くほどきれいにまとまって良かったです。心から幸せになって欲しいと思った二人でした!
投稿日:2023.09.10
いこ
度々出てくる「誠に遺憾である」が妙に癖になる。 最初はオズ様だけ使っていたけれども、最終的にはルーチェも使うようになっていて笑ってしまった。 前半はどちらかというとコメディとして、後半は怒涛の展開もあってシリアスで切ない恋物語として読んだ。 後半はオズ様不在の中、特に王太子様はキャラが立ちまくって輝いていたけれども。 ちゃんと両想いになってからの主役カップルの理不尽なお別れは、パターンとして分かっていてもやっぱり辛い。 ちゃんと帰ってきてくれてよかったよ、オズ様。 これまでの扱いのせいで少々なことでは凹まないポジティブキャラなルーチェ。 ただ明るいキャラかと思いきや、状況や他人の性格を冷静に見抜いていて、案外辛辣なコメントや評価をするところにギャップがあって面白かった。 出自に大いにる謎があったのも後半のドラマティックな展開に活かされた。 オズ様はオズ様で結構ヘタレで可愛いところがあったところがギャップでよろしかった。 ルーチェもチョロいとか可愛いとか優しいとか言ってたし。 だから、案外遠慮のない評価をするルーチェなのである。 王太子様相手だともっと毒舌だったしね……肝の据わったヒロインである。
投稿日:2023.08.28
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