【感想】えにし屋春秋

あさのあつこ / 時代小説文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • koochann

    koochann

    「花曇り」「夏の怪」の2短編からなるが、“美女”に変身しているイケメンお初とそのお頭の才蔵、そして通い女中のお舟、少年・太郎丸の江戸・浅草の「えにし屋」が舞台となり、謎の依頼人の問題を解決していく。「花曇り」は母に疎まれ不幸の中で生きてきた女性おまいとその女主人・お玉、お多美たち女性全てにとって明るい解決、その中でおまいの強さが爽やか。「夏の怪」では妻が死体を喰うという鬼になったという不気味、不思議な相談の謎が解けていく。しかし、後味の悪さの残るラスト。この中で、お初と才蔵の過去が明らかにされ、この物語の原点が興味深い。続きを読む

    投稿日:2024.05.03

  • SACRA

    SACRA

    あさのさんの時代小説は結構ハマる。今回も第一話を読み始めてすぐに「これは面白い!」とサクサク読了。でも第二話に入ってスピードダウン。何でかな〜?でも主人公の初はなかなか魅力的なキャラ。次回作期待しちゃう。今回は、第一話に登場する奉公人のおまいちゃんの選択にスカッとした。続きを読む

    投稿日:2023.09.22

  • しのり

    しのり

    探偵小説みたいで、一人の人の言動を多角的に見ていくのが面白かったです。そして、花曇りのおまいちゃんがかっこよくて好きです!寂しさ侘しさ辛さを自分のものとして、排除しないで受け入れて生きて行くっていうのがいいですよね~。続きを読む

    投稿日:2023.05.05

  • tsucchy

    tsucchy

    人の縁を結んだり、断ち切ったりする、えにし屋という商売。一人一人の事情を良く知り、一人一人の人となりを理解して仕掛ける。きっと複数のシナリオを用意しているのだろう。難しい商売を考えたものだ。えにし屋の面々は、隠している背景がありそうなので、続きが読みたい。続きを読む

    投稿日:2022.09.25

  • ちょろまぐ

    ちょろまぐ

    弥勒シリーズが好きで最新の文庫化を
    待っている間に読もうと購入。
    それなのに予想以上に面白く、
    先が気になってドクドクした作品。
    (ドキドキというよりドクドクって感じ)
    ちょっぴり人の闇と重さがありつ
    結末に少しスッキリする。
    出てくるキャラも何気に濃くて深そうなので
    続編や番外編なども、あったら良いな。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.08

  • araretyan

    araretyan

    花曇り 夏の怪の二本立ての物語りです。

    花曇りは 奉公人のおまい に大店の旦那との見合い話しが転がり込む。

    その旦那は 養子で おまいが子供の頃長屋で一緒だった初恋の人

    お嬢さんがもちろん見合いするはずだったのに 他に好きな人がいて家出してしまった。

    代わりにおまいが。

    という まあよかったね!の話しなのですが

    おまいが断ります。

    私は仕事が手放せない。仕事をしているから 自分の居場所がある。

    現代的なのか 昔の女だって本当はそう思ったのか?

    あるいは大店の旦那になった男が ちゃんとおまいを

    口説かなかったのが悪かったのか?

    おまいは 自立した仕事のできる女になって自信が持てるようになります。

    夏の怪は えにしやの昔の話しから 人を食う気持ちの悪い美人の奥方がでたりの話しです。

    まとまってるのか まとまってないのか?

    花曇りのほうが まとまってますね。
    続きを読む

    投稿日:2022.08.25

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