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森絵都 / ちくま文庫 (22件のレビュー)
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chez
日常の小さな抵抗の物語 表紙に記載の通り、本当に本当に本当に"小さな"抵抗"をする人々の38の短篇。 日常ってこんなもんだよね、面白かった
投稿日:2024.05.10
shionomusubi
森絵都さん、初読み!タイトルと、40近い目次から、エッセイかな?初めて読む人の本としてはちょうどいいな、って軽い気持ちで読み始めてみたら、非常にオトクな短編集でした。 面白いじゃないの、森絵都さん。… まず、言葉が美しい。仰々しくなく、華美でなく、日常使いの美しさ。 話し言葉が自然。読みながらうっかり声に出してしまいそう。声に出して読みたい森絵都。 すごいなと思うのは、話のジャンルや語り口が実に様々でバラエティに富んでいて、40篇も読んでも同じものがないこと。NOを書いた短編であるはずなのに、嫌な気持ちになるものがないこと。電車広告くらいの、本当に短い話なのに、しっかり読後感があること。 そしてそして、たくさんの短編の最後は… いやあ、お見事でした!思わず声が出たよね。 おすすめです。続きを読む
投稿日:2024.05.09
gaaco
以前から読みたいと思っていた本。 「それぞれの立場」を、人から勧められたことがある。 「少年の日の思い出」(あの、エーミールがでてくるお話である)を学んだ中学生が、いろいろな登場人物の立場になって書…いた文章を並べたという体の小説だ。 確かに、捧腹絶倒の一作。 他にも、面白いものがたくさんあった。 ほんのちょっとしたこと、なのに許せないことを取り上げ、少しシニカルな笑いが生まれていく。 その手つきの鮮やかなことといったら! 笑いながらも共感したのは「クソテン」が出てくる「誰がために貴方は進化しつづけるのか」。 Windows10が、ユーザの都合にお構いなしに勝手にアップデートに入ってしまう現象を取り上げた作品だ。 ああ、そうだったなあ、とちょっと懐かしく思い出した。 その時分を知らない若い人はこれから増えていくんだろうが、同じようなことは他のアプリやサービスで起きるに違いない。続きを読む
投稿日:2024.04.30
megatonpansy
このレビューはネタバレを含みます
短編ばかりだからサクサク読めた。 好きなのは「イマジネーションの檻」と「最後の旅行」。花子のくだりは爆笑しました。
投稿日:2024.04.21
小糸
超短編集。クスッと笑える、ヒヤッとする。 あるある!!毎度の設定が頭に入ってくるのに少し疲れた。ちょっとずつ読むものなのかも。
やまもん
新宿から草津温泉へ向かうバスの中で読んだ。片道で読破。 この作者の作品は大体読んでいるけど、こんなに短い掌編は初めて。普段から文章にほんのりシュールさが光っているけど、その感じが掌編と相性が良い! …「あ〜わかる」となったりフフッとなったり、うわ、めっちゃあの人じゃんこれ、となったり。大変軽やかに読めたけど、軽やかすぎて1ヶ月も経つとどんな話が収録されていたのかちっとも覚えていない。退屈な旅のお供に何度でも連れ出せそう。続きを読む
投稿日:2024.03.14
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