【感想】事務次官という謎 霞が関の出世と人事

岸宣仁 / 中公新書ラクレ
(3件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • horinagaumezo

    horinagaumezo

    大蔵省・財務省を中心に歴史を紐解いて各官庁における官僚のトップ「事務次官」の実像に迫り、事務次官制度の見直しを展望。
    著者の記者経験に基づく事務次官を巡る種々のエピソードは興味深く読んだ。幹部公務員制度についても問題意識も理解するところである。
    しかし、「群盲、象をなでる」という感じで、事務次官が具体的にどんな仕事をし、各官庁でどんな役割を果たしているのか、本書を通読しても結局のところよくわからなかった。
    事務次官制度に競争原理を導入するという著者の改革案も、現状の事務次官が本当に「名誉職」に甘んじているのかが不明であり、また、各省庁の専門性の観点や官僚のモラールの観点等から、もう一つ納得感がなかった。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.10

  • シマウマ

    シマウマ

    長い年月をかけ出世競争に打ち勝った人物がセクハラなどの不祥事で辞任するケースが多い。そもそも事務次官のポストはキャリア期間1〜2年で交代している。事務方トップとして責任を果たすというよりも、所詮事務次官も出席の中の一つのように思えてしまう。最近では国家公務員について東大からの就職率が低下しているが、ブラック労働に低賃金の今の現状から見れば、当たり前のことだろう。続きを読む

    投稿日:2023.07.17

  • 中央公論新社

    中央公論新社

    官界はトップが権威失墜、人気も低迷。組織の長はどうあるべきか。経験者の証言、企業や海外との比較、生涯一記者の極上ネタで迫る。

    投稿日:2023.05.02

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