【感想】海外の大学に進学した人たちはどう英語を学んだのか

加藤紀子 / ポプラ新書
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • moritahcu

    moritahcu

    海外の大学に進学を希望する高校生やその保護者向けに、その利点や心構えを教えてくれる本。もちろん、日本の大学から海外の大学への留学を希望する人にも役に立つ情報も多い。
    ただし、具体的な英語学習方法や留学先での学びの内容、将来の進路などについては、記載が軽く、中途半端な印象を受ける。また、引用が、インタビューからのものか、他の本からのものかが分かりにくく、不親切。かなり好意的に読まないと話が飛躍するところがあるのも注意。続きを読む

    投稿日:2024.03.23

  • kuwataka

    kuwataka

    このレビューはネタバレを含みます

    子供らが留学を意識する年齢になったので手に取ってみた。

    日本からの脱出速度を得るまでのエネルギーの貯め方(必要なスキルセットとその勉強法など)、放出の仕方(海外の大学の受験など)、海外でサバイブする様子などが体験者らへのインタビューで綴られている。2020年代を駆け抜けた体験者らの言葉だから重要だ。

    23年の出版なので流石にChat GPTで英語力を獲得した人は居なかったが、今後はAIが自分の英語力を支えてくれたという人が続々と出てくるはずだ。僕は何かわからないこと、深掘りしたいことなど、モヤモヤする度にChat GPTと英語で対話することにしている(周囲に誰も居なければ音声会話でやる方がいい)。これは確実に英語力を上げることになると思ってる。

    とは言え、留学となると語学力以上に問題なのは金銭面。英語圏との物価の差は開く一方だ。カナダやオーストラリアが比較的安価と思っていたのはコロナ前までの話だ。ほとんどの日本人(給料を円建てでもらってる人)にとっては海外は「高嶺の花」になったのだ。だからこそ、海外の会社に所属したり、海外の顧客に買ってもらうことが重要になっているのだ。

    そういう意味では、本書に紹介されていたオランダやマレーシアなどの英語で授業が行われるインターナショナルスクールは選択肢として有りかも知れないと思った。いずれも自分はパトロンであり、実際に飛び込む側ではないので子供らが決めることではあるけども。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.03

  • 鈴蘭

    鈴蘭

    基本的には海外の大学を目指す人やその親御さん向けの本だが、社会人語学留学を控えた私にとってもかなり有益な本だった。

    英語の勉強だけなら日本でもできるが、それでも留学をするということの目的は、英語力云々よりもコミュニケーション力と忍耐力(GRID)を身につけること。同調性が強い(ハイコンテクストな)日本社会にいては出会わないような状況に遭遇し、周りがガンガン意見を言う中で自分だけが言えないというもどかしさを経験するうちにそれらが鍛えられ、結果的に英語が伸びる。

    語学留学というとつい英語力にばかりフォーカスしてしまうが、英語を使えるようになることで多様な価値観に出会い、自分の内面を豊かにしたいという当初の目標を改めて認識させてくれた。
    単に英語が話せるだけではない「留学後のなりたい自分像」を明確にすることができた。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.06

  • 本好きの本間

    本好きの本間

    国内の大学ではなく、直接海外の大学に進学している事例が増えいると言う話はちらほら耳に入る。また、特別な人材に限らず、一般的な生徒でも、どんどん海外に出ていっているということも聞いたことがある。では、具体的にどのような流れで、どのような力が必要で、と言う内容が含まれているのがこの著書だ。平易にまとめられており、大変参考になった。続きを読む

    投稿日:2023.04.28

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