【感想】インドの正体 「未来の大国」の虚と実

伊藤融 / 中公新書ラクレ
(10件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 月猫夕霧

    月猫夕霧

    インドは本当に民主主義国家なのか、という問いを説明している本になります。
    インドの基本は1つの勢力に100%入れ込まないということで、これはまぁ今の世界の多くの国に共通する考え方ですし、地域大国としてそう簡単には下につかないのも理解できるわけで。正直、全く民主主義的でないというのでなければ、ビジネスライクに敵の敵は味方と思って付き合っていくしかないのでしょうね。続きを読む

    投稿日:2024.02.01

  • こうへい

    こうへい

    善悪はさておき、インドに一度はまってしまう(魅力に取り付かれる)と一生抜け出せなくなるのではないか、という感覚をこの本を読んで感じた。

    それは自分にとっては中国に対して感じる感覚に何か近いものがあるし、一方アメリカやヨーロッパに対してはこの感覚は感じた事がない。

    恐らくアメリカやヨーロッパは此岸と彼岸、という一種ドライな見方をするのに対し、中国(もしかするとインドも)はウェットな見方を拭いきれない所があるからなのだろう。

    これからインドに関する文章に触れる時が増えていく気がする。

    くまざわ書店阿倍野店にて購入。
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    投稿日:2023.08.06

  • モゲラ

    モゲラ

    自由民主主義という同じ価値観を共有しているとされるインドの実態は、必ずしもそのイメージ通りではないものの、今後の自由民主主義国家と権威主義国家との熾烈な競争において勝利を納めるためにはインドを味方につける必要があり、日本は他の西側先進国と異なりインドと歴史的に確執が少なく、同じアジアの国として自由民主主義に誘導する役割を果たすことができるとする。続きを読む

    投稿日:2023.07.24

  • aya00226

    aya00226

    このレビューはネタバレを含みます

    世界最大の民主主義国
    人権については、脛に傷をもつ=中国に関与を認めない。
    ヨガとカレーとガンジーの国。

    中国は2036年には世界一のGDPになる予測もあるが、成長鈍化が続くとアメリカを上回ることはないのではないかという見方もある。
    インドは人口ボーナスがつづく2040年代まで高成長を維持する。
    2027年には日本が追い越される。防衛費は2.5%。今後はアジア太平洋で主要な地位を占める。
    インドは世界中の国から言い寄られて戦略的パートナーシップを結んでいる。

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    投稿日:2023.07.13

  • あしも

    あしも

    インド人とはどうゆう人々?インドはどうゆう国?という質問は、全く意味が無いことを知った。複雑過ぎてわからない国。経済の成長性や人口構成で取り上げられる事も多いが、ビジネスチャンスがあっても上手くいくには並大抵なことではなさそう。

    ちょうどダイキンの大規模工場が南部アンドラプラデシュ州スリシティ工業団地で稼働するそう。
    ネットで調べても現地に行かないとわからない事ばかりだと思うが調べて見ようかと思う。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.11

  • macarena

    macarena

    インド出張を前に読んでみたが、仲良くなれると思わない、ビジネスライクで行こうと思えた。
    軍事同盟、経済連携協定をどことも結んで無い、とは利己的というか、どの国ともベタベタには仲良くならないという意思を感じる。民主主義の考え方とかも西側諸国とは違うので、同じ価値観とは思わないのが身のためかと。続きを読む

    投稿日:2023.07.06

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