0
西澤保彦 / 講談社文庫 (5件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
さいたに
―― 脱法ミステリである。 『七回死んだ男』とはまた違う趣の、こちらはタイムリープというよりも憑依、オカルトSFミステリ、という印象で読了。エンディングもまるで霧の森、恐怖の靄に迷い込んで終…わる。 オカルトでSFであるから、勿論正統派のミステリではない。なのにこの本格感を得られるのは流石の筆。コミカルさと洒脱さで、グロテスクな物語がするりとエンタメ側に抜けてくる。そのあたりが脱法というイメージなのでしょう。 なんだかこそこそ読みたくなる良い一冊でした。 ☆3.6 続きを読む
投稿日:2024.02.19
yamato634
#読了 #西澤保彦 #夢魔の牢獄 #読書好きな人と繋がりたい タイムリープものは好きなのだが、この作品はダメでした
投稿日:2024.02.06
sumirere
このレビューはネタバレを含みます
SF的異能を軸に、過去の殺人事件の真相を追う一風変わったタイムリープものミステリー。 タイムリープはあくまで「夢の中での追体験」であり干渉はできないということと、「心の裡は読めない」という設定が面白かった。 また、帯の煽りに偽りなしって感じで、倒錯的なエロ描写が多い多いww にしても、同じ場面を何度も異なる視点から(感触とかもリアルに)味わうのってすごい、ストレスやばそう。主人公もう還暦近いのに…と変な心配をしてしまった。 そう考えると、田附のタフさには感心するw 同著者の「7回死んだ男」は読んだのだけど、あちらのスッキリ終わる感じとはまた違う、後味の苦さが良かった。 後味が悪い、と言うより、苦い、という気がする。 以下オチに関わる完全ネタバレ! ずっと、田附は一応関係者ではあるが他人事というか、あくまで自分の預かり知らぬところで起こった事件の真相を、安全圏から追っているという感じだった。(まあ実際田附があのメンバーの中で蚊帳の外すぎて可哀想になるけど) だからこそ、妙な安心感があった。 過去、何があったかはまだわからないけど、現実の田附はそれから長い年月が経ってもこうして過ごせている訳だし。 何があろうと何を知ろうと、現在の現実の田附には大して被害はないだろうな、と。 からの、紀巳絵が真犯人、はとても良い…! カタルシスを感じる。 「犯人は最序盤で登場している」というミステリーの王道。好きです。 しかも、事件からはもう年月が経ちすぎていて、紀巳絵ももう死んでいて。 これから何をどうすることもできない中、今後追体験するであろう過去に絶望するしかない…というオチはとても良かった。 欲を言うなら、その絶望的な場面の追体験こそ詳細に読みたかった!と思ったけど、そこは想像で補うしかないのか…。 かなり長い年月を描いているけど、それにもきちんと意味があり、ミステリーとしてとても楽しめました。 エロ描写のエグさは人を選ぶだろうけどw
投稿日:2023.09.03
ハルタ
官能的だったが、アブノーマルすぎてそこまで興奮しなかった笑 この終わらせ方好き! ネタバレ 結婚直後に奥さんそんな暇あった??また読み返さないとわかんないけど。
投稿日:2023.06.11
hockson
官能&サスペンス⁈ 展開はサクサク進むけれど ちょっと登場人物の名前が個性的すぎて途中から見失っちゃいました、、
投稿日:2023.06.07
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。