【感想】茜唄(下)

今村翔吾 / 角川春樹事務所
(66件のレビュー)

総合評価:

平均 4.6
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ブクログレビュー

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  • しゅん

    しゅん

    戦う者同士それぞれの家族があり、様々な想いで戦っているのだなと感じました。
    なんか男として熱い気持ちになる小説でした。

    投稿日:2024.04.30

  • makary

    makary

     平家物語原典を読んで、前半平家の驕りや非道を挙げていたのが、後半どちらかというと平家びいきになってきていたのが不思議だったのだけれど、それぞれの人に背景や内実があると思うと「そうなるよね」と、この物語を読んで思った。
     こちら『茜唄』は、新中納言知盛と源平合戦の話。登場人物が脇役まできちんと描かれている。話を進めるために出てきたのではなく書かれてはいないけれどここに至るまでの人生を踏まえてのセリフや行動なので、引っかかることなく読み進めた。知盛と教経はもともと好きだったけれど、これを読んで宗盛も見直したよ。
     原典の「能登殿最期」かっこいいのでぜひ読んで下さい。
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    投稿日:2024.04.22

  • ころ。

    ころ。

    後半から苦しくなる…。家族、兄弟、裏切り。みんないろんな思いがあって戦をしてるんだなと思った。源頼朝は卑怯というか、平側の物語なのでただ腹が立ったなぁ。。

    投稿日:2024.03.21

  • めぇすけ

    めぇすけ

    大人になるまでに見聞きしたものは全て源氏が善で、平氏が悪のものばかり。
    一昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と本作品を読んで両家への印象が全く変わりました。
    それぞれの立場で物事を見る重要性を改めて感じました。
    平家メチャクチャカッコいい。そして、家族の絆が強い。
    多くの人に平家の良さを知ってもらう素晴らしい作品です。
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    投稿日:2024.03.18

  • 万年筆好きムギムギ

    万年筆好きムギムギ

    上巻を「静」とするなら、下巻は「激」でした。
    激しい戦の場面が続きます。
    それは、平家が滅亡へと向かう道です。
    大局を見据えた知盛の想いが伝わってきました。
    今村先生の歴史小説は、とても理解しやすく、源平合戦に忠実なため、歴史の勉強になりました。
    そして、感動しました。
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    投稿日:2024.03.17

  • はるぽんぽん

    はるぽんぽん

    茜は赤。その唄はつまり赤の歌。
    白は源氏、赤は平家。平家の唄は平曲ともいうらしい。
    たくさん語り継がれている。
    祇園精舎の鐘の声…。
    さて上巻でも気になった、平曲を西仏に伝授していたのは誰だったのか。
    てっきりあの子だと思っていたら違った。さすがその辺は一筋縄ではいかない。
    そしてその人が明らかになり、どんな思いを抱いて歌い継ごうとしたのか。
    しんみり切なくて、そこに深い感動があった。
    戦いだけじゃない。

    平知盛主役、平家物語ベースの作品。
    上では木曽義仲が登場した。下はいよいよ戦闘怪物源義経の登場。源氏だがある意味、平家物語の主役。でもまあ今回は脇。でもさすが。
    平家に立ちはだかる大きな壁として、存在感は抜群。
    歴史上有名なこの人をどう表現して、主人公の知盛はどう対応するのか。
    とても面白い関りであり、それまで読んできた知盛の人物像からすると納得感があった。

    今村翔吾さんは登場人物たちをいつもとても魅力的に作り上げてくれる。
    今村さん版平家物語、感情移入したくなる人物たちがいっぱいで、とても楽しめた。

    戦いの描写に迫力があり、状況が分かりやすくて、良い。
    個人対個人のチャンバラより、集団戦の描写が本当にお上手で、尊敬してしまう。
    面白かった。
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    投稿日:2024.03.15

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