【感想】すずめの戸締まり(3)

新海誠, 甘島伝記 / アフタヌーン
(1件のレビュー)

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  • myomya

    myomya

    このレビューはネタバレを含みます

    漫画喫茶で読みました。

    最終巻。
    草太の爺ちゃんに常世へ入る方法を教えて貰う。
    芹澤さん・環さん・ダイジンが合流、
    芹澤さんの自動車で鈴芽の実家のあった場所へ向かう。
    大谷海岸の道の駅で環さんの本音(の一端)、
    サダイジンも合流。
    芹澤さんの自動車が事故って、
    鈴芽・環さん・ダイジン・サダイジンのみで目的地に向かい、
    その道中で互いの本心を打ち明ける。
    鈴芽の実家跡地でタイムカプセルを掘り出し、
    日記から後ろ戸の記憶を探り、
    ダイジンの案内で常世への扉を発見、
    鈴芽・ダイジン・サダイジンが常世へ入る。
    要石を引き抜き草太を取り戻す。、
    ダイジン・サダイジンを要石としてミミズを封印、
    子供の頃の鈴芽に椅子を渡して現世へ帰る。
    エピローグ。

    鈴芽が隠れて椅子に話しかけていたり、
    環さんがそれに嫉妬して熊のぬいぐるみを買ってあげたり、
    映画では語られていない部分も描かれている。
    環さんが実際のところどう思っていたのかが分かるので、二人のわだかまりが解けるシーンが映画よりも自然。
    (映画版は環さんの嫉妬みたいな葛藤が見えないので「それだけでもないとよ」というセリフに裏付けがない。)
    絵柄はともかく、全体的に漫画版としての良いところが出ている良いコミカライズだと思う。

    二人のわだかまりの解け方は自然ではあるけど、そもそもサダイジンがなんで環さんを操って本心を言わせたのかは分からない。
    結果オーライではあるので、必要なことだと思ったんだろうか?
    大谷海岸の道の駅での「どんげすっと」は「どげんすっと」の誤記なのでは。

    流石に数年放置されている自転車のタイヤの空気が残ってるのは流石に御都合主義かろう。
    このときの環さんは映画の方が魅惑的(ぶっちゃけエロい)。

    芹澤くんは草太にもっと感謝するべき。
    ヤバいバイトってマジで人生終了しかねんくらいヤバい可能性あるから。
    最近だと、
    銀行口座を作って売るバイトなんかは簡単そうだけど、やっちゃうとブラックリストに入って将来的に銀行口座が作れなくなる
    銀行口座すら作れない人間は信用できないから、マトモな会社に就職できない
    普通は給与の振り込みなんかに銀行口座が必要なので誤魔化せない
    なんてのが有名。

    ---
    《ルート》
    東京
    ↓芹澤カー
    大谷海岸の道の駅
    ↓芹澤カー
    残り20キロ地点(事故)
    ↓自転車
    鈴芽の実家

    常世

    現世

    ---
    《人物・単語》

    芹澤 明也(せりざわ ともや):
    名前が判明。
    芹澤カーは先輩から安く買ったオープンカーで外見に反して中身はボロボロ。
    (事故車掴まされたのでは・・・。)
    貸した2万円を取り返すために草太捜しに協力する。
    と見せかけて、実は4万円借りてる方だったので、単なる照れ隠しと思われる。

    岡部 稔(おかべ みのる):
    苗字が判明。

    ダイジン:
    猫。
    宮城県に刺さっていた要石が抜けて猫の姿になった存在。
    実はダイジンが後ろ戸を開けたことはなく、単に開きそうな後ろ戸に鈴芽たちを導いていただけだった。

    サダイジン:
    デカい猫。
    東京都に刺さっていた要石が抜けて猫の姿になった存在。
    何故か環さんの本音を引き出す。

    大谷海岸:
    宮城県気仙沼の観光スポット。
    砂浜が広がっていたが、先の大地震により多くが失われてしまったもよう。
    現在は海水浴場として復活している。

    大谷海岸の道の駅:
    気仙沼の南の玄関として知られる道の駅。
    現在はリニューアルオープンしている。

    後ろ戸:
    常世と繋がっている扉。
    生涯で1つだけ通れる後ろ戸がある。
    鈴芽の入ったから草太が出れるってことは、入れないけど出ることは可能なのだろうか?

    ---
    《歌》
    東京から出発直後:
    「しかぁってもーらーうーわ♪(ズンチャチャズンチャ)
     まいだぁーり~ん!(ズンチャチャズンチャ)」
    曲名は『ルージュの伝言』。
    ユーミンの名曲。
    ジブリの『魔女の宅急便』でキキが修行に出るときにかけていたラジオから流れていたことで有名。
    (芹澤くんの「旅立ちにはこの曲でしょ~ なんか猫もいるし!」はコレのこと。)
    ちなみに『魔女の宅急便』のために書かれた曲ではない。

    大谷海岸の道の駅直前:
    「それよりぼくと踊りませんかぁ
     ふふふふん♪
     ふふふふん♪
     いってみたいと思いませんかぁ
     ふにゃにゃっ
     にゃー!」
    曲名は『夢の中へ』。
    井上陽水さんの代表曲。
    ちなみに自分は斉藤由貴さん世代なので、あまり井上陽水さんの曲というイメージがない・・・。

    大谷海岸の道の駅直後:
    「けんかをやめて~♪
     ふたりをとめて~♪
     わたしーのため~に
     あらそーわないで~♪」
    曲名は『けんかをやめて』。
    河合奈保子さんの10枚目のシングル。
    モテて調子こいてたら二股がバレちゃった、でも面倒くさいから問題起こさないでね、っていうとんでもない曲。

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    投稿日:2024.03.01

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