【感想】英語の落とし穴大全

佐藤誠司, 小池直己 / 青春出版社
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • henahena1

    henahena1

     学校英文法系の著者としてすっかり定着した感のある佐藤さんが著者の1人。大学受験の英作文で定番になるようなネタや、英文法の話が多いので、高2くらいで読むと面白いかなあと思ったりもするが、別に凝った表現とかを取り上げている訳でもない日常的な英語についての話なので、一般向けとしてもいいのかもしれない。
     「1秒で攻略」とあるが、「落とし穴」が全部で1030あるので、本当に1秒で攻略したら20分以内に読み終わる?ということはなかった。むしろ付箋を貼ったりマーカーを引いたりして読んだので何時間もかかった。内容にしてもタイトルほど気楽な感じでもないので、結構やる気のある人でない限りは続かないんじゃないかなあ。
    おれは仕事が英語教員だから、どのページも面白かった。eat breakfastよりはhave breakfastの方がいい(p.58)、とか「それは初耳だ」はI’ve never heard of it.は「それ」はもう聞いた内容だからThat’s new to me.と言う(p.100)とか、「誰かに尾行されているようだった」がIt seemed that we were followed by someone.がおかしい理由(p.127)、「〜しているX」でXがヒトの時はing形を使わない(p.189)とか、「ここが気に入りました」は I like it here.でitを入れる(p.324)とか、A beautiful rainbow was arching across the sky.が正しくover the skyは変(p.387)←over the rainbowってよく言うからひっかかっちゃう。など、チェックしたところはたくさんあってすべてはここにとても書いていられないが、おれはいちいち面白いと思った。これを教科書にしてワークブックとか作りたくなっちゃうくらい。
     逆に言えば、上で書いたようなくらいのレベルなので、上級者ではないものの、決して初心者向けではないということ。それなりに学校英語の基礎が出来ていることが条件だと思う。(23/03/23)
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    投稿日:2023.04.10

  • balance.striker

    balance.striker

    語学センスを高めることができる宝探しの旅へ

    二つの例文を挙げて、その対比で、正しい表現とその根拠となる背景や文法、前提知識を説く本。
    章立てが文法項目目線になっているので、チェックしたい項目を探しやすいが、期待するネタに到達するのに、一問一答的な項目を順番に読み進める必要があり、不思議な感覚を覚える。また、わざとらしい誤用法を掲げている項目も多く冗長な感覚もある。
    しかし、冠詞の用法や、動名詞、TO不定詞などの文法項目から、個別の単語の用法など、さまざまなポイントでネイティブの感性を体得することが出来る。そのうまみに到達するために宝探しをしなければいけないところがもどかしい。
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    投稿日:2023.03.18

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