【感想】人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法

アーサー・C・ブルックス, 木村千里 / SBクリエイティブ
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
6
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3
0
1

ブクログレビュー

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  • teryminami

    teryminami

    このレビューはネタバレを含みます

    印象に残った話
    ・キャリアの下降と向き合う
    ・ストライバーの呪い
    ・成功依存症から抜け出す
    ・弱さの中で偉大さを獲得する
    ・西洋、東洋美術の違い

    要約の言葉
    モノを使い
    人を愛し
    神をあがめよ

    書を手に取った背景はこれからのキャリア人生をどう生きるかのヒントになればと思ったため。

    28歳で管理職に立った自分は
    ここに出てくるまさに『ストライバー』だった。最近、引け目を感じる事も多かった。それら弱さを認めるのが怖かったから。

    今思えば年々歳を重ねるうちに成功依存症が患い
    求めるものが『成功』や『威信』で
    仕事が目的化していたのかもしれない。

    そんな所からの離脱するためのヒントになればと思いこの本を読んだ。

    話の一説に東洋美術と西洋美術の違いが出てくる。
    一方は白地に書き『足す』一方は無駄を『削る』
    キャリアも同じで自分は積むことに意識が向いていたと感じる。

    何を大切にし、どんな意義と楽しさを戻るのだろう?
    そう考えることが大切だと感じた。

    稲森さんの生き方 と重ねて読めば
    さらに心に届くものがあると感じる


    ただ、海外の要約本なので
    表現が少しわかりづらい点が理解しづらかった。

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    投稿日:2024.04.02

  • katchin

    katchin

    僕は出世とは縁がなく、螺旋型のキャリアでストライバータイプではないけど、読んでいて思うこと感じることはたくさんあった。
    55歳になる1ヶ月前に読み終わったけど、40歳ぐらいで読むのがいいかも

    投稿日:2024.03.16

  • mayuharu21

    mayuharu21

    人生前半で成功した人、お金、権力、快楽、威信を得た人=ストライバーが、
    その成功が下降曲線になったとき、つまり落ち目になったときに、
    どう生きればいいか、を書いた本。

    その意味で、ストライバーなんてそんな大勢いるわけないし、
    少なくとも自分には関係ない本かな、と思いながら読んでいたが、、
    意味はあった。

    流動性知能曲線、結晶性知能曲線 という言葉を使っている。
    前者、第一の曲線、能力は50歳前後で必ず落ちる。
    これがストライバーの落ち目と直結する、らしい。
    ・・・ほんとはこれに違和感はあるんだけど。
    能力だけでは成功なんかしなくて、多分に運、タイミング、縁の要素が強いと思うんだけど、
    ここではそのあたりは単純化している。
    とにかく落ち目になる。
    ここで第二の曲線に乗り換えられれば、落ち込まず、幸せでいられる、
    というのがこの本の趣旨のようだ。
    バッハ、ベートーベンも事例として登場する。

    ここで気づいた。
    外発的見返りでなく、内発的価値観を持つことが、
    心の安定、幸せにつながる、
    とこの本は言いたいのだと。

    ストライバーが得るものはお金、権力、快楽、威信。
    まさに外発的見返り。
    そのために仕事依存症改め「成功依存症」になる。
    だからこそ第一の曲線の曲がり角で苦しむ。
    そうではなく、内発的価値観を持てと。
    第二の曲線を大切にせよと。

    ・・・その意味で私はストライバーにはならなかったし、
    なろうともしなかった。
    でももしかすると第二の曲線はうまくいっているのかもしれない。
    自分が幹事をやるせいか、友人は多い、と信じている。
    中学、高校、大学ゼミ、職場(転職を4度しているのでそれぞれ)、
    勉強仲間、ラグビー仲間、日本酒仲間、ラン友。
    いろいろ被るけど。
    それぞれ利害関係なく、気楽に話せる友人がいる。
    2人ほど死んでしまったけれど。これは仕方ない。

    娘二人は結婚、仕事で家を出たが、ちゃんとつながっている。
    妻とも毎日食事をしている。
    62歳の今も中小企業で仕事をしている。
    部下指導がたいへんだが、この本で一つヒントを得た。
    彼の父親は経営者。ストライバー。
    彼自身はなかなか結果が出ないが、
    その背景にストライバーの父親があるのではないか。
    価値観。
    外ばかり気にしている向きがある。自分がどうみられるか。
    中身が不十分なのだから、そんなこと気にしても仕方ない、
    と言っているのだが、わかっていないようだ。
    その理由がここにあったのでは。
    価値観を外から中に切り替えれば、自分を見つめれば、
    何か変わるのではないか。
    そんな気がした。
    どうすればそれに気づくかは、、この本を読ませようか。



    続きを読む

    投稿日:2024.03.08

  • koogawa

    koogawa

    まさに本書のターゲットなので、刺さる部分が多かった。流動性知能から結晶性知能にどうシフトしていくべきか、考えるきっかけを与えてくれた

    投稿日:2024.02.15

  • 星野 邦夫

    星野 邦夫

    本書のターゲット層であろう40代後半の自分にとっては刺さる内容が多く読み応えがあった。リスキリングの重要性が叫ばれる中、後半の人生をどう生きるか考えさせられる。その一つの解が、過去に拘泥せず新しい強みとスキルを身に付けながらも、真新しさだけを求めるのではなく、培ったスキルを活かせる別の分野に挑戦するというある種二律背反した営みが必要と感じた。続きを読む

    投稿日:2023.11.17

  • kimukeng

    kimukeng

    人生の後半に必ず訪れるであろうキャリアの下降に対して人生とキャリアを再構築する方法をまとめた本。
    正に自分自身が今悩んでいる内容であり、自分事して読むことが出来た。流動性知能と結晶性知能があり、キャリアの下降時に結晶性知能にシフトしていくことが大事である。成功依存から抜け出し、欲や執着を引き算で削っていき、明日死ぬかもしれないとの思いでその日を生きる。更に弱みを隠さず、自然体でさらけ出す。これが人生後半の賢い過ごし方であると、本当に腹落ちする事が出来た。続きを読む

    投稿日:2023.11.16

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