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加藤陽子 / 毎日新聞出版 (8件のレビュー)
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eisaku0330
この方の「歴史観」歴史へのスタンスは素晴らしい 権力に対峙し軸がブレない だから政府は恐れ、学術会議から外したと理解できる 実力を認識している 1.危機の指導者 長期的戦略思考力とは 対米戦争で長期…化は回避と理解はしているが、具体策ないまま開戦 最悪 ロジスティクスの算段が出来る指導者の不在 2.戦後の「天皇退位規定」天皇の戦争責任論 一般人として極東軍事裁判 3.危機対応 平時も戦時も基本は同じ「構想手法」(下平拓哉防衛省) ①現状の把握 ②問題の析出 ③解決策の案出 4.現代資本主義経済体制の閉塞 水野和夫氏 1971 ニクソン・ショック 1973 オイルショック 5.必要な政治改革=参議院改革 衆議院に対して強すぎる続きを読む
投稿日:2023.02.06
33ki
内容は鋭く、嘆きたくなる時勢について語れど、あくまで冷静で知的な文章が心地よい。 「国家の再生が必要となる時、ひとは国家の来歴を求め、自らの父祖の歴史をたぐり寄せる。だが、そうする時、自らの国家が他…国との間でつむいだ歴史に潤色を加えようとするのは無意味だ。嘘をつくには相手がいるが、他国は国家の嘘につきあってはくれない」続きを読む
投稿日:2022.11.03
はまだかよこ
このレビューはネタバレを含みます
読書は趣味、気楽なものがいい。 でも、たまにはと、この本を手に取った。 (著者は、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人。 歴史学の手法で首相官邸側の思惑を解き明かす時評を含む反骨の論評集。) 出版社より 老化の進む脳には厳しくて、メモを取りながら読んだ。 歴史学って 興味深いなあ。 真理に向かうための誠実で真摯な研究。 その一端をのぞかせてもらった。 記録を大切にしない風土の根幹には政治の不在がある。 そして、あとがきで著者は言う。 真実の歴史を「言葉」から探ること、本書ではこれを目指した、と。 ≪ 国家とは 危機の時代に 問い直す ≫
投稿日:2022.09.18
takecchi
歴史学は何をする学問か…「歴史の闇に埋没した『作者の問い』を発掘すること」…歴史上一定の時代に現れたり創られたりした制度・組織・論理が、なぜその時代に現れるのかを考える態度…制度や組織を創り出した「作…者」の思索の跡をたどるのが歴史学の役割…(p28) 歴史の真実は、人間の行動の記録として残された事実だけで成り立っているのではなく、人間が書いたり発したりした「言葉」に現れた知性の営みの中にもあると先哲は教えてくれている。真実の歴史を「言葉」から探ること、本書ではこれを目指した。(p280 おわりに)続きを読む
投稿日:2022.06.22
ばななサンド
東大教授加藤陽子氏のコラム&エッセー集。日本学術会議の6人除外当事者であり、事件についても詳しく語られている。
投稿日:2022.04.06
kaze229
各一章を読んだあと ふーん なるほど そういう視点のとらえ方があったか と 思わせてもらえる一冊 考えながら 行きつ戻りつしながら 読ませてもらいました 新年早々に 心地よい刺激をもらえました …もし、未読の方にお勧めするなら p169~ ー井上ひさしが追い続けた「かけがえなさ秘めた笑い」 の一章から を挙げたい続きを読む
投稿日:2022.01.13
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