【感想】ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

山極寿一 / 毎日新聞出版
(22件のレビュー)

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  • kumakubon

    kumakubon

    霊長類研究者の山極先生が京都大学の総長時代に執筆された著書。
    ゴリラやチンパンジー、サルなどの生態と人間の生態を比較しながら、現代社会で我々が直面する様々な課題について言及しており、大変興味深い内容でした。
    今更後戻りはできないですが、グローバル化も進んで人間社会の規模が大きくなりすぎて生きづらくなっているんだろうなとゴリラの群れの話などを読んでいて感じました。
    「道徳は自分が属したい共同体があってこそ成り立つ。それがなければ、道徳は心に宿らないのである。道徳の低下は、現代の日本人が急速に孤独になったことを示している。」と書かれており印象に残りましたが、小中学校で「特別の教科」として位置づけられるようになった道徳の授業では現在どんなことを教えられているのか気になりました。
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    投稿日:2024.04.11

  • のりぞ

    のりぞ

    霊長類学者である著者からの提言ともいえる1冊。書いた当時は京都大学の総長でもあったようだ。
    人間とゴリラを対比させ、人間のよいところは継承し、ゴリラのよいところは取り入れ、これからの社会をよりよくしたいという思いがよくわかる。
    特に、争いを避けるゴリラを例に出し、平和への思いを強く伝えている。
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    投稿日:2023.07.24

  • もりー

    もりー

    人間が明らかに変化してきていることを感じた。
    ある一面では進化であり、一方で退化でもあり、というのは個人的な感想である。
    人間にとって本当に大切なことを気づかせてもらえる1冊だが、現代社会において、実践可能な人や家庭の割合が気になるところ。続きを読む

    投稿日:2023.05.05

  • ライオン

    ライオン

    ゴリラ目線で人間社会を捉えると…。
    いろんな視点をもちながらも、泰然自若とした振る舞いはまさに学ぶべき点かも。

    投稿日:2023.03.28

  • Leitor

    Leitor

    Audibleで聴いた。ゴリラからヒトの社会を考えるというのが斬新で大変面白い。確かに…と思うことばかりで、現代のヒト社会における「当たり前」がもたらしている生き辛さなどを違った観点で考えることができた。
    なお、同書のなかで、著者は「人間同士の生活が見える暮らし」の重要性を指摘していた。その際、自分の頭にぱっと浮かんできたのは、ひろゆきの1%の努力の本で紹介されていた赤羽桐ヶ丘団地のエピソードだった。
    続きを読む

    投稿日:2022.07.13

  • e1416

    e1416

    面白かった。
    人間だけが文化を持つ存在じゃない。ゴリラを中心に、チンパンジーやサルなど類人猿の社会性から、人間が生活する現代社会を見直す本。
    京大で勉強したくなった…

    投稿日:2022.02.13

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