新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
新藤悦子, 丹地陽子 / ノベルズ・エクスプレス (2件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
kokkomame
トルコの美しい猫、ワン猫。青と緑の二色の瞳を持ち、ワンという町にだけ住む、美しい白猫。 ワン猫に会いたい!という口実で、父親の仕事赴任先イスタンブルにやって来た愛。教室では本音を言えない、友だちとわか…りあえない、出る杭は打たれる…そんな気持ちから、まっとうな理由で日本から出ることを望んだのだ。 イスタンブルの日本人学校で友達になった未来は、幼い頃から父親の仕事について世界を転々としている。 そんな未来と、図書室で見つけた手紙。 猫のイラストと、このワン猫に会いたかったら補習校のはやとの所に会いに来て、とある。 愛と未来ははやとを訪ねるが、ワン猫はいなくなってしまった。三人はワン猫を探してイスタンブルの町を訪ね歩く。 アジアとヨーロッパ、二つの世界が見える町で、日本とトルコでの違い、友だちの未来との違いを感じながら、 二色の瞳で世界を見ているワン猫を自分を重ねて成長してゆく愛。続きを読む
投稿日:2016.08.21
まるもっちー
このレビューはネタバレを含みます
「日本では空気を読まないと出る杭になって叩かれちゃう」…切なくなってしまった。だから主人公の愛は日本から出たくてたまらない。 愛のクラスに来た転校生の雪子ちゃんは、タイから来た子で、日本語の読み書きが出来ない。だから遠巻きに悪口を言われる。それをかばった愛もまた嫌がらせの言葉を投げつけられる。 だけどこうして児童向けの本で、そういう考えもあるけど、わたしはそういうのは好きではないな!ってメッセージを投げてくれることがとてもありがたいよ。 ただ少し難点を言うなら、日本って出る杭を打つ場所だよね、というステレオタイプになってしまってはいないか?というところがちょっと気になったりはした。 作者さんは中近東で活動されてる方なんですね。いいなあ。私もあのあたりすごく行きたいけど、情勢が難しかったり女一人旅は危険だったりしてちょっと怖い。 トルコの風が伝わってくるような良い本でした。バザールの風景が楽しすぎる。子供向けだから私には合わないかな?と思ったけど、大人も楽しめる良い本です。この本を読めて大人になっていく今の子供たちがうらやましいな。
投稿日:2016.05.27
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。