【感想】ナマケモノ教授のムダのてつがく

辻信一 / さくら舎
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ざどだぞ

    ざどだぞ

    文化人類学者による、ムダについての考察

    現代社会は、役に立つかどうかという視点から物事をみる功利主義に凝り固まっていたのだなと思い知らされる。
    もっと頭を解すため、何回か読み返してみたいと思いつつ、参考文献も多くて、他の著書も読んでみようと思う。続きを読む

    投稿日:2024.03.20

  • nico

    nico

    生産性とか、効率的にとか、しっくりこなかった。いつも何かに追われていて、早送りや、字面の表面だけをさらうように、本を読んでいた。生産性が低い人間は、能力がないと烙印を押されてしまうと、思っていた。
    ど、夜空の月や、枯れ葉が風に踊るのを眺めたり、いつまでも風に吹かれるのが好き。
    手作りが好きで、でもそんなに上手くいかなくて、市販品の方が形も価格も良くて、どんどんそういうことを手放してきた。
    オリジナルで、自分で作るしかないもの?を模索してきたけど、今までやっできたことをすれば良いんだなという気持ちを後押しされた。
    人生ってこんなもの?って言葉がよく分かりました。いいや、そうじゃないよ。もっともっと味わおうと思う。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.26

  • ふろっぐ

    ふろっぐ

    今の世の中でひっかかることが多く、読み始めた本。筆者の意見に全て賛同するわけではないけれど、役に立つとは?無駄とは?と考えるうえでいろんな視点をくれます。

    投稿日:2023.08.16

  • gabrielpetajirio

    gabrielpetajirio

    効率的であること、生産性を上げること、そのためにムダを省くことが最善とされる風潮の社会に疑問を投げかける本書。
    ムダを突き詰めるとそれは自分という存在にブーメランのように返ってくることに気がつく。
    然界には無駄がなく、その自然を損なう人間こそが実はいちばんの厄介者でムダな存在であるということ。ごもっともです。
    そもそも何がムダかなんて絶対的な答えがあるわけじゃない。誰かにとってのムダが、私にとってかけがえのないものだったり、その逆もあったり。

    コスパ、タイパを追求して何を得ようとしているのか疑問だし。いちいち納得の読書でした。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.12

  • hosinotuki

    hosinotuki

    このレビューはネタバレを含みます

    役に立つこと効率に価値を置く社会への警鐘。
    怠けものと無駄の定義や怠けものは無駄とは違うこと。さらには無駄こそ必要だと進んでいく。そして最後の「星の王子さま」のキツネのセリフ「時間をムダにしたから大切」で締める。うーん納得。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.05.05

  • kirakira30

    kirakira30

    「役に立つかどうか」というのは、あくまでのひとつの指標である。それだけを指標にしてしまうことへの問題提起。ムダなものなんて、この世にはない!

    投稿日:2023.03.24

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