【感想】堕ちた軍神皇子は絶望の檻で愛を捧ぐ

桃城猫緒, Ciel / ソーニャ文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
1
0
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • ちとせ

    ちとせ

    気が狂いそうに熱かったこの夏、気楽に読めるラノベばかり読んでしまった。疲れ切った夜にはラノベがちょうどいい。コミック◯ーモアの読み放題も利用し、気づけば40冊超え。その中で一番面白かったのがこの作品(ちなみに本作は読み放題に入ってません)。「歪んだ愛は美しい」がキャッチフレーズのソーニャ文庫より。

    作者のあとがきによると、舞台は17世紀の三十年戦争を、ヒーローはスピノラ将軍をモデルにしているそうです。

    軍神とたたえられる帝国の王子が、祖国のため、愛する人質の公女のため戦いに奔走する。常勝軍の将軍として家臣・国民から愛されるものの、政敵から数々のいやがらせをうけ、次第に精神を病んでいく。彼に最後に残されたのは妻(公女)への愛だけ。それさえも、次第に疑心暗鬼が募り歪みをきたしてくる…という内容。中編でスピーディーに物語は流れる。才能だけでなく、生来の気質から誰からも愛される光のような王子が、政敵や利己的な家臣たちによってどんどん貶められ、心を壊されていく様子がいたましく、たまらなく愛おしい。傷つくヒーローが大好きな人にはおすすめ!
    続きを読む

    投稿日:2023.10.06

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。