【感想】二重らせん

ジェームス・D・ワトソン, 江上不二夫, 中村桂子 / ブルーバックス
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
1
8
3
2
0

ブクログレビュー

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  • kylyn3

    kylyn3


       
       
    (2024.03.02)
    申し訳ないが、
    文庫版がブックオフで目についた。
    世界的名著だが、とっつきにくそうな
    先入観があった。

    [題名]『二重らせん』
    [著者]ジェームズ・D・ワトソン
    [訳者]江上不二夫+中村桂子
    [出版]講談社文庫(Y-467)
    [動機]理科系なら読んでおくべき
        と思った。

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    投稿日:2024.03.03

  • bon appetit

    bon appetit

     読後に調べたら、本書の内容は現在でも論争になっているらしい。1番の栄誉をとった人間が書いた本だから、鵜呑みにするのは危ないかもしれない。

    投稿日:2022.12.05

  • コナン.O.

    コナン.O.

    DNAの「二重らせん」構造は、1953年、分子模型を構築する手法を用いてジェームズ・D・ワトソンとフランシス・クリックによって提唱されたものである。二重らせん構造が明らかになったことによって、遺伝がDNAの複製によって起こることや塩基配列が遺伝情報を担っていることが見事に説明できるようになり、その後の分子生物学の発展に決定的な影響を与えた。この研究により、ワトソンとクリックはモーリス・ウィルキンスとともに、1962年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。
    この発見は、20世紀最大の発見とも言われ、その経緯と人間模様を描いた作品は、ベストセラーとなったワトソンによる本書のほか、クリックによる『熱き探求の日々』、ウィルキンスによる『二重らせん 第三の男』のほか、この発見の鍵を握っていたとされるロザリンド・フランクリン(1958年、この発見にノーベル生理学・医学賞が与えられる前に37歳で死去)の視点から描かれた『ロザリンド・フランクリンとDNA―ぬすまれた栄光』(アン・セイヤー著)等、多数ある。また、福岡伸一のベストセラー『生物と無生物のあいだ』(2007年)が、これを詳細に取り上げており(トーンはフランクリンに同情的)、私も同書を読んでこの発見の背景を知った。
    本作品は、上述の通り、多数ある著作の中のワトソンの視点から書かれたものであることを踏まえて読む必要はある。私は既に福岡氏の著作を読んでいるため、少々斜に構えて読むことになったが、それでも、一般的な日本人とは異なる、ライバルを設定して一つの大きな目標へと突進するワトソン(とクリック)らの研究姿勢は、ある意味興味深いものであり、それによって(西洋)科学をここまで発展してきたとも言えるのであろう。
    (2020年4月了)
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    投稿日:2020.04.15

  • srgbook

    srgbook

    http://www.local/book/pdf/n/nijyu_rasen/nijyu_rasen_r_s.pdf

    投稿日:2019.09.28

  • mysterymanbo

    mysterymanbo

    遺伝子構造におけるノーベル賞受賞までの競争をワトソンの視点から回想したもの。
    本書の執筆が開始されたのが既に受賞後5年が経過しており、当人の記憶違いや都合のいい解釈などが含まれている可能性について、原作者の序文にも触れられていましたが、その通りでしょう。
    この当時には遺伝子構造について、様々な仮説が学会で発表されており、誰が最初に真相に近づくのかは時間の問題だと思われていたようです。
    本書に出てくる研究者たちの中には、受賞者よりもはるかに才能に恵まれた天才(ワトソンも羨むくらい)たちが綺羅星の如く存在していたのにもかかわらず、なぜ彼らが受賞できたのかはやはり運と閃きだったような気がします。
    さらに大胆に言えば、(少なくともこのケースにおいては)鋭いナイフと鈍い鉈というもので例えれば、瞬時に正解にたどり着く切れ味抜群の鋭さよりも、普段の切れ味はよくないが一刀両断に一気に理論化できるコツコツ努力型が有利に働いたのでしょう。
    この受賞の影に隠れた功労者はロザリンドであることは間違いなく、受賞者の運とはすなわち彼女が近くにて、彼女のX線写真が入手できたからに他なりません。惜しくも、彼女は病気で37歳という若さで亡くなりましたが、さすがに著者も心苦しかったのか、エピローグで追悼しています・・
    蛇足ですが、本書では紳士的な英国スタイル(人の功績をむやみに盗まないフェアープレイ精神を遵守)と弱肉強食の米国スタイル(使えるものなら何でも利用するプラグマティズム的な目標優先型アプローチ)にも言及されており、ワトソンが米国人だった点も興味深い事実です。
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    投稿日:2019.09.27

  • sagamab

    sagamab

    以前ケンブリッジに住んでいたこと、そしてホリエモンの本で本書が紹介されていたということで、読んでみました。
    クリックとワトソンがDNAの二重らせん構造を思いついた場所が居酒屋イーグルとガイドブックなんかには書かれていたので(そして店内にはプレートも飾られている)、てっきり二人がここで議論をしていてピカッと思いついたのかと思っていましたが、そんなことはなかった(笑)そうですよね・・・
    どのように二重らせん構造にたどり着いたかワトソン目線で書かれており、興味深いのですが、主観的なのでその他当事者の意見も聞いてみたいと思ったり・・・
    昔の話のようで、今もそんな感じなケンブリッジ。歴史の息吹が感じられるあの街並みや大学が懐かしく感じられました。
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    投稿日:2019.03.24

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