【感想】パワハラ上司を科学する

津野香奈美 / ちくま新書
(26件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
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ブクログレビュー

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  • Hiromi-Lucy

    Hiromi-Lucy

    パワハラされて困っている人向けでも、プラス思考を教わる本でもないけど、自分を守るお守りになるかも。いや、これちょっとおかしいでしょ?ということも言語化できていないとストレスにつながる。自己防衛という意味でも知識をつけてデータで証明することが大切なのではないか。

    環境要因 負荷が高い、自由度が低い
    人的要因 マネジメントとリーダーシップのバランス
    役割葛藤、役割の曖昧さ 矛盾を感じる、何を求められているのかわからない

    パワハラが発生しやすい場面は決まっており、それぞれに対処法が存在する。これまで管理職に向いている人は実績と経験があることだけなのかなと思っていたが、それだと絶対人選ミスる。ダークサイドがないと認定され、個別配慮型になれるかが鍵。

    褒める時もあらかじめ基準を明確にすることと、行動を起こした直後に褒めるようにする。
    褒める、理由を書き加える、行動を示すという形で注意する。
    「相手の関心」に興味を示すようにする。本当はこんなこと考えているのかな?という想像は難しいけど、適宜話を聞いていければ。

    放任型も好き勝手にやる温床になるから、ちゃんと管理しないとダメだよといわれていると感じた。基準があいまいだと好き放題になるし不満にもつながるため、しっかりと示さないとな。管理的には、どう困っているか、リーダー的にはどういうモチベーションでそれを伝えているのかはっきりすると良いかも。
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    投稿日:2024.04.29

  • 2025641番目の読書家

    2025641番目の読書家

    よくあるパワハラ上司への対応とか、ハラスメント研修の内容とは一線を画す内容。世界における科学的なリサーチに基づきパワハラが生じる状況やパワハラしやすい人をわかりやすく記述。さらに珠玉なのが、パワハラ傾向にある人がどうやってパワハラをしないようにするか、方法論を具体的に記述しているところ。しかもアンガーログの付け方や、続けるための知恵まで書いていて痒いところまで手が届く。
    私も自戒を込めてやってみようと思いました。
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    投稿日:2024.04.24

  • sayryo

    sayryo

    パワハラに関して客観的なデータをもとに分析しており非常に読みやすく勉強になる。後半は人事関連の本でよく書かれているような心理学について網羅的に記述しており、読みやすい。手元に置いておきたくなるような一冊。続きを読む

    投稿日:2024.04.21

  • joy

    joy

    パワハラ案件が発生したため急遽買って読んだ。
    読みやすく、分かりやすい。パワハラだけに限らず、人間関係で役に立つ情報が書かれていると思う。パワハラ研究が発展することを願います。

    投稿日:2024.02.27

  • み

    職場環境に課題を感じて手に取りました。
    感情的になってしまいそうな題材にも関わらず、科学的にデータドリブンな展開にスっと納得して読み進められました。広くビジネスマンに読んでいただきたいと思ったのと、自分もまた再読してあるべき姿の実現に努めようと思いました。続きを読む

    投稿日:2024.02.06

  • 人生≒本×Snow Man

    人生≒本×Snow Man

    骨太な部分とテクニカルな分が混在している。
    しかし、最新の知見の紹介は目から鱗だ。
    特に自己肯定感の無批判の礼賛。
    自己愛型(すぐ怒る)の上司が身近にいて怖かったが、いろいろ心の整理がついた。闘う上での戦略がたった。続きを読む

    投稿日:2023.12.04

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