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クレイグ・アダムス, 池田真弥子 / 文響社 (7件のレビュー)
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はな(ビジネス・自己啓発中心)
むず!って思いながら読み始めたけど、面白くなっていく。集中した読まないとキツイ。 意識的に6つの軸とか抜かっていかないと知性は養われない。 知性とは「どう思考するか」 知性があることで推論と論語のチ…ャンスとリスクに対処できて、自分の考えを述べたり相手の理解が出来る。使いこなすことで生き方を極めて幸福に繋がる。しかし、今の教育は知識の比重が大きくなっていて 教育=文化の源 であるが故に警鐘を鳴らしている。 #賢い人の秘密続きを読む
投稿日:2024.03.31
tamasukebiron
全体的に内容が難解であるものの、作中の個々の文章で、なるほど、と思わせる箇所が多くあった。総括に当たる第三章は、私のような思考レベルの者でも、朧げながら作者が何を言いたいのか理解し、共感できる部分があ…った。続きを読む
投稿日:2023.08.18
add20
このレビューはネタバレを含みます
図書館で借りて読んだ。 9章まで読んだ。続きは、10章のp262から。 アリストテレスの思考についての教えを伝える本。 似非科学や宗教などを題材にそのロジックを解き明かす話が多かった。 アリストテレスの「6つの知恵」。 1. 演繹(賢い人には論理力がある。) 2. 帰納(賢い人は自分を疑う。) 3. 類推(賢い人はたとえ話がうまい。) 4. 実体(賢い人はでたらめを見抜く。) 5. 意味(賢い人は曖昧さを避ける。) 6. 証拠(賢い人は「ひとつの真実」に縛られない。) 反論したくなるような発言があった場合、演繹的推論の前提(演説台)がどうなっているかを考えるといい。 帰納的推論は、具体的なことから一般的な法則を導く考え方。統計的思考は帰納的思考に他ならない。統計は、標本(具体的)から母集団(一般的)について推察する。標本が大きくなればなるほど母集団についてよりうまく説明できる。 帰納的推論は証明のように厳密ではないが、使うのであればたくさんの標本を集める方が正確な答えに近づく(あくまで近づくだけ)。 類推は、2つの物の間の共通項について考える。「具体→一般→具体」と辿る。ただ単に2つのものが何らかの点で似ているで終わらせてはならない。"類推は、2つのものがある点で似ているから、別の点でも似ているだろうと推論するものだ。"(p162) 「観念」は「物」ではない。物理的な「物」と「観念」とを区別すること。それが、「実体」について考える第一歩。「それは何か?」を問う。「実体」について説明すれば曖昧さがないかというとそうでもない。グラスに花が生けてあった場合、それを見た人は、グラスだと思う人もいれば花瓶だと思う人もいる。同じ実体であっても見る人によって解釈が異なることもある。
投稿日:2023.05.09
kodyhase
アリストテレスを中心に、歴代の哲学者その他知識人の言葉を引用しながら、①演繹、②帰納、③類推、④実体、⑤意味、⑥証拠の6つの思考法について解説してくれている。洋書の翻訳だが、著者は知識詰め込み型の教育…に違和感を持って教職を離れた経歴とのこと。知識詰め込み型は日本だけの話じゃないんだなあ。。続きを読む
投稿日:2023.04.09
kj_ito
大切なのは知識でなく知性ということ。 年齢を重ねると社会性や経験、知識は増えていくが、その代償として自分で考える能力、自力で答えに辿り着く力を失っていくものなのかもしれない。 古代ギリシアに現れた「…ソフィスト」の一派は巧みな弁論術を持ってして人を操ることに長けていた。これに対してアリストテレスは彼らのパターン化された弁論術は真の知性であるとは言えず、自らの頭で考え答えを導くことの大切さを説いたという。 現代のテレビで目にするコメンテーターたちはそのソフィストの流れだと言える。彼らは人間の思考パターンをよく知り、説得力のある弁論術で自らの意見を捲し立てる。大衆はしばしそれに論破された気になってしまうが、実のところそれは真実とはなんの関係もない。説得力を高める話術に長けているだけなのだ。 知性をもって疑い、調べ、考えることためには時間も労力も必要であるが、忙しさにかまけて本来備わっているはずの「知性」を発動させずにいると、簡単に詐術師たちに言いくるめられてしまう。 つまるところ人生を、社会を少しでもマシにするためにはその地道な作業を行い、個人の「知性」を高めるしかないのだろう。続きを読む
投稿日:2023.01.29
Matthew
自らの知性を問われる一冊。「賢い人の秘密」その答えを(楽して)知りたいと思って購入したことの浅はかさを感じさせられた。知性とは「どう思考するか」であり、演繹や帰納、類推などを実例や過去の偉人たちの所業…をもとに解説している。書いていることは当たり前なようで、体系的かつ丁寧に解説されている。噛めば噛むほど味が深まるスルメのような書籍だと感じた。続きを読む
投稿日:2023.01.16
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