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天龍源一郎 / 青春新書インテリジェンス (4件のレビュー)
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Kazu
プロレス好きは「本当は、だれが一番強いのか」で盛り上がる。 「あーだ、こーだ」と語り合うこと自体が楽しいのだ。 本書は、肉体的に強い、人間的に強い、ハートが強い、など多方面から強さを論じている。 各…章に登場する主なレスラーはこんな感じ。 1章:頭脳 ブロディ、マスカラス、ホーガン 2章:ハート テリー、輪島 3章:技術 猪木、佐山 4章:肉体 馬場、ハンセン 5章:人間 カブキ、鶴田 何かに「強かった男」を語っているのであって、マジで戦ったら「一番強い男」を語ったものではない。 天龍がいろんな視点から見た、本人にとって印象の強いレスラーを語ったものだ。 そもそもが、プロレスという競技は体力や技術や駆け引きで勝ち負けを競うスポーツではない。 超一流のプロレスラーとして必要なことは、お客が何を求めているかを感じ取り、期待どおりに演じることができること。 一人では演じられないので、対戦相手との相性の善し悪しが生じる。 特にブロディとマスカラスは相性が悪く、互いに相手の見せ場を作らせない戦い方をするので仲も悪かったようだ。 スカイハイで有名なマスカラスは関節技や極め技も強く他のレスラーに一目置かれていたことは初耳だった。 猪木は佐山(初代タイガー)の実力を認めていたが、天龍も戦って技を受け凄さを感じていた。 あと確かに記憶にないが、天龍は前田日明とは戦っていなかった。 天龍は馬場と猪木からフォール勝ちした選手として名前が挙がるが、本当に勝ったとは思っていないようだ。 対猪木戦では試合開始早々にスイーパーで失神させられており、本来ならこの時点で負けだ。 対馬場戦では決め技のパワーボムで3カウントが入ったが、本当は返せたんじゃないかと疑っている。 勝ち負けよりも、戦いの物語を創り出しファンを楽しませるのがプロレスだ。 天龍がこんなレスラーと戦ってきたというプロレス人生を簡単に振り返ってみたという内容です。続きを読む
投稿日:2024.03.12
kun92
なんだろ。 大体昭和プロレス系の本て面白いんだけど、なんか、ちょっとなあって感じだった。 多分だけど、不器用な天竜さんから、言葉とか引き出せなかったんじゃないかな。 テーマも絞れてない。 外から見てる…のとそんなに印象が変わらない。 分量が薄い。 一番泣いたのは、奥様とのエピソード。 天龍源一郎の人生に絞った方が良かったんじゃないか。 カズチカのコメントは、いらね。続きを読む
投稿日:2023.06.22
bikkotsu
このレビューはネタバレを含みます
今年読んだ本で一番痺れた。 馬場猪木の両者を身近に知るプロレスラーの証言として貴重だと思いました。 そして、最終章が素晴らしかった。手に取った方は最後までぜひ読み終えてほしい。
投稿日:2022.11.23
nogeikuzo
天龍源一郎が語る、昭和・平成プロレス史的な一冊。40代後半~50代のプロレスファンとっては、記憶に残るシーンも多いことだろう。 「そうそう」と古い記憶をたどりながら、楽しく読んだのだが、意外だった記…述がいくつかあった。 一つは、晩年のジャンボ鶴田と天龍の交流が続いていたこと。三沢光晴が全日本プロレスの社長に就いたとき、〈彼に電話したことがあって、「なんでジャンボが社長じゃ なかったんだよ」って聞いてみたんだ〉という。 もう一つは、ノアのリングで行われた三沢vs.天龍の一戦。個人的には、それなりにスイングした良い試合だった印象なのだが、当事者である天龍は違ったようだ。〈正直言えば、あの時三沢とシングルができてよかったという感慨はまったくなかった。(中略)アイツにとっても越えなきゃ いけない相手を一つ越えたというだけの試合だったんじゃないだろうか〉とか。鬼籍に入った三沢の意見も聞いてみたかった。 日頃、ブルーザー・ブロディを説明する際に、「オリジナルの必殺技を開発していない稀有なスターレスラー」と言っていたのだが、天龍はハンセンを〈間がないプロレスでトップを取った稀有なレスラー〉と評していた。若いプロレスファンと話すときに使わせてもらおう。。。続きを読む
投稿日:2022.11.14
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