【感想】青の刀匠

天沢夏月, たらちねジョン / ポプラ社
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 晴也

    晴也

    刀鍛冶という仕事と色々な事情を抱える人々の心情との結びつきが丁寧に描写されていて面白かったのと、主人公の名前など細かい刀関係の工夫があったのが良かった。

    投稿日:2023.09.26

  • コプ眠

    コプ眠

    家が火事になり、親も退院できないため、遠縁の剱田(つるぎだ)という刀鍛冶の女性のもとで生活することになった高二の沙(いさご)コテツ。自身も顔に火傷跡残り、心と両方で深く火事からダメージを受けている。
    島根の何もないと表現された環境や、剱田さんや弟子の気持ちに囲まれ、学校に行けないコテツがなし崩し的に刀鍛冶の仕事を手伝い、回復していく話だった。心の回復の方はまあ、普通という印象だったが、刀鍛冶の仕事が良く分かる児童文学という意味でレア、結構良かった!中高刀剣女子に一読して欲しいです。
    刀を現代で作る意味かぁ。伝統工芸品全般が持つ問題かもしれないけど、刀はまた、人を殺せる武器だから難しいんだな。初めてそんなことも意識しました。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.25

  • まき

    まき

    突然火事にあい、火傷を負った東京の男子高校生・コテツ。
    天涯孤独となった彼は、島根に住む遠縁の剱田かがりという老婦に引き取られることに。
    かがりは、現代日本において唯一と言われる女性の刀鍛冶で、寡黙だが瞳に燃え盛る炎を持つ刀匠だった。
    自暴自棄になり言われるまま島根にやってきたコテツだが、転校初日、己の火傷を見るクラスメイトの視線に耐えられず、学校へいけなくなる。
    部屋にひきこもるコテツに、かがりは「学校へはいかなくてもいいが、そのかわり仕事を手伝え」と言う。
    かがりの弟子であるコウやカンナに教わりながら手伝いをするうちに、徐々に作刀に興味を持ち始めるコテツ。
    現代日本において、刀をつくる意味とはなにか?
    かがりや兄弟子たちと関わり、悩みながらも、鉄を打ち、その熱に溶かされ、コテツは自らの心の形も変えていく――。
    (アマゾンより引用)
    続きを読む

    投稿日:2023.06.23

  • くんな

    くんな

    傷ついた少年の再生ものというベタな話だが、描写だけでは鍛冶仕事、ようイメージが掴めなかった。あえて検索はせずで。

    投稿日:2023.04.07

  • Jake

    Jake

    刀鍛冶の仕事に向き合う中で成長する不登校高校生の物語。仕事そのものの魅力と殺傷力を持つものを伝統・技能の維持と美術として作る矛盾とを題材に火災で自分自身もトラウマを抱え父を失った経験からの再起を描いている。やや書き飛ばしも感じるが、周囲を巻き込んで共に成長する物語にしたところなどと魅力的だ。続きを読む

    投稿日:2023.03.12

  • koma

    koma

    トラウマからの再生をすごく丁寧に書ききっていた。不純物も含めてその人の一部、目新しいフレーズではないけどストンと心に入ってきました。

    投稿日:2023.02.26

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