【感想】魔女の呪いは××をしないと解けません！？～王さまとわたしのふしだらな事情～

このレビューはネタバレを含みます

呪いを扱ったお話ということだから、もっと暗い雰囲気かと思っていたら、予想よりテンションの高いお話で、また結構明け透けな単語が色々出てきたのには驚いた。
媚薬の名前がそもそもド直球すぎて……ルーナのネーミングセンスよ。
しかも、好きなキャラだからとは言え、王さまにゴリラ王って言っちゃうのも致命的すぎる。
そりゃ、喧嘩にもなる。

まだ真実を知らなかったとは言え、折角の再会のはずが諸々のせいで盛大に口喧嘩をしちゃった二人。
王さまは、それゆえに最初はかなりツンツンだったが、一線越えてからのキャラ崩壊ぶりが急転直下でこれにも驚いた。
え、このデレしかない人は何ですか。
初恋拗らせていることもあって、溺愛が暴走気味。
王さま側の言いにくい問題はあっという間に解決し、寧ろルーナの呪いを解く方がメインに。
幸い、この二人の仲を引き裂くような悪役はおらず（いるにはいたが所詮小者）思う存分甘い展開を見せてくれた。
激甘だよ……口喧嘩していた頃が懐かしい。
王さまの呪いの件も、結局二人だけの閉じられた世界の中でのことで、幸せな結末になるしかない物語で安心した。
彼の夢である大勢に囲まれる家族、すぐに叶いそうだ。
末永くお幸せに！

レビューの続きを読む