【感想】古本食堂

原田ひ香 / 角川春樹事務所
(262件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
66
125
51
4
1

ブクログレビュー

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  • やんやん

    やんやん

    古本屋さんって素敵だなぁと見方が大きく変わる物語。会社がお茶の水にあるので、知ってる飲食店が多く登場して楽しい。古書とグルメ、神保町界隈の新しい楽しみ方にワクワク出来ます。

    投稿日:2024.05.06

  • himi

    himi

    この作者の作品は相変らず優しい。
    ただ話題作やサクサク読める作品しか読まないので作中にでてくる本はわからないものばかりでした。登場人物の関係性や街と食べ物は魅力的!

    投稿日:2024.04.30

  • こっふ

    こっふ

    このレビューはネタバレを含みます

    食堂、とあるから美味しいものの描写でもあるのかしら、と思い手に取ったがそんなでもなかった。
    未来に向けたタイトルだった。

    三千円の使い方でも感じたが、原田ひ香さんのお話は山がなだらか。
    あからさまに盛り上がって収束していくようなドキドキはなくて、日常の一部を切り取ったみたいな穏やかな起伏が特徴のように感じる。
    だから私にはちょっと物足りない。読んだ後、あれ?ってなる。
    今回は一つかませたところがあるけれど、それだってそこまで大きな驚きになるかと言えば別に…
    彼がそういう人だ、って知っただけな感じがある。

    そして珊瑚さんの気持ちは全く共感出来ない。
    世代的なものがあるのかな?
    お互い通じあっているのに、なぜ?と思う。

    あと私も本は好きだが、ここの登場人物とは話が合わないと思う。
    まさにFIREとか株とかそういう本を買って読んでたし。
    図書館利用がメインだし。
    古本はブックオフしか知らないし。
    純文学とか古典とか苦手だし。
    言葉にすれば同じ「本が好き」なのに、お互いに馬鹿にし合うとか本好きはめんどくさいですね。
    本っていう物の性質上しかたないのかな、一冊でひとつの世界だからね。

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    投稿日:2024.04.30

  •  arata

    arata

    急死した大叔父が残した神保町の古本屋。慌ただしく残された店を継ぐことになった妹の珊瑚と、大叔母の様子を偵察というかたちで手伝う国文学科大学院生の美希喜。この二人が交互に語ることでストーリーが進んでいきます。
    古本屋に訪れる客に、たまたま神保町界隈でテイクアウトしたグルメを振る舞いながら客のお悩みを解決する本を提案する二人、という構成。



    本の紹介ありグルメあり。そこへ珊瑚の恋バナや美希喜の進路の悩み、大叔父の秘密など盛りだくさんで楽しい本でした。たまに登場する美希喜の母のクセ強話も面白い。珊瑚さんは若々しく描かれているので50代くらいの感覚で読んでいたけど、おばあちゃんなのかな?

    神保町は街全体が古本屋であり食堂である。なるほど、あまり行ったことがない街でしたがゆっくり散歩してみたいものです。
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    投稿日:2024.04.22

  • ゆうこ

    ゆうこ

    神保町で古本屋を営んでいた滋郎が亡くなった。北海道に住む妹・鈴子と、国文科大学院生の甥の子・美希喜が、これからどうするかを決めないまま店を再開する。本選びに悩む客たちと一緒に、おいしいものを食べながら交流を深めていく。

    鈴子→美希喜→鈴子…と一人称で交互に語っていきます。神保町の古本屋と作家たちが愛した店、グルメ、名著などが出てきて、ますます本が読みたくなりました。最初、誰が語っているのかがわからず戸惑いましたが、途中からは、「次は鈴子の番。どうなるんかなぁ」と楽しんで読みました。
    そうそう、個人経営の本屋さんや古本屋さんって無造作に本が積み上げられていて(いや、店主からしたら規則正しいんだと思う)、常連さんが丸椅子に座って店主と話していたりしていますよね。勝手ながらに、この店の売り上げは大丈夫なんかなぁと心配していますが、この本の『鷹島古書店』をはじめ、全国の本屋さん・古本屋さんが素敵な場所であり続けますように、と願わずにはおられません。
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    投稿日:2024.04.22

  • uchimo

    uchimo

    このレビューはネタバレを含みます

    東京神保町へは、行ったことはありませんが、街のにおいや、活気、色などが次々と頭に浮かびます。いつか、行ってみたい。カレーを食べたいと思いました!

    美希喜ちゃんの成長を見守る、周りの人々の包容力や優しさが、ずっと心地よく、もっともっと続きが読みたいです。
    262頁、282、283頁はグッときます。
    優しく、気が利く珊瑚さんも、東山さんも、後藤田先生も大好きになります!

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    投稿日:2024.04.18

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