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弘兼憲史, 株式会社波乗社 / 講談社+α文庫 (1件のレビュー)
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総合評価:
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tora2012
このレビューはネタバレを含みます
*気分や感情に振り回される男は幼稚の一言に尽きる。思い通りにいかないことがあれば腹を立て、他人の手柄や成功を目にすると不機嫌になる。ちょっとしたことで妬んだり嫉んだりし、それがすぐに表情に現れる。こういう男の幼稚さはどこからくるものなのか?ぼくは芯のグラつきだと思う。生き方の芯がグラグラしているから他人が気になる。これでいいんだという確信がないから、自分の行動にも不安や焦りを持ってしまう。 *好かれる男たちは、妬みや嫉みを持たない。もちろん嫉妬の感情は誰にでもあるが、そういうときの自分をコントロールすることができる。むやみに妬んだり、いつまでも嫉んだりはしない。しかも彼らは羨望を持たない。基本的に、他人を羨むことがない。なぜなら、今の自分に納得しているからだ。不器用であろうが不格好であろうが、そういう自分を割り切って認めている。他人は他人、自分は自分なんだと納得して生きている。 *くつろぎのない男というのは、目の前の壁を乗り越えようとしている。そうしなければ次に行けないと思っている。こういう男と一緒にいると、こっちまで何だか追い立てられるような気分になる。
投稿日:2017.04.02
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