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春宮ともみ, 御子柴トミィ / エタニティブックス (1件のレビュー)
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いこ
このレビューはネタバレを含みます
知香の「自分の幸せは自分で掴む」(相手から与えてもらうものではない)「自分の大切な時間を恨みや憎しみで奪われたくない」という考え方、智さんじゃなくとも敵わないなあと感じた。 いざというときは男性陣よりも一本筋が通っている知香である。 そりゃ元カレも後輩くんも、そして智さんすら敵うまい。 普段は脆そうな感じなのに。 このギャップよ。 ギャップと言えば、智さんも丁寧語と俺様口調のギャップ、チャラそうで面倒見のいいというギャップ、緩急差が癖になるヒーローだった。 職業柄、料理もできるし、生理時の対応も凄かった……できすぎて怖い。 こんな彼を外面しか見ていなかった元カノさんは、やはり見る目なかったね。 主役二人の元カレも元カノ、どちらも相手の気持ちを考えず自分の都合を押し付けるだけという点が同じ、自戒としたい。 それにしても、元カレの執念が……まさか終盤に性懲りも無く出てくるとは思わなかった。 会社の処分だけでは足りなかったとみえる。 あれで反省は……しないかもなあ。 意外と言えば、振り返ってみると主役二人のベッドシーンが結構少なかったという。 ちゃんとしたのは冒頭とラストだけでは?(未遂はあったし、いちゃついてはいたけど) 安易に体を交わらせず、ちゃんと二人の駆け引きを重視して描かれていたお話だったように思う。
投稿日:2022.09.23
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