【感想】アリバイ奪取 笹沢左保ミステリ短篇選

笹沢左保, 日下三蔵 / 中公文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 馬南神空

    馬南神空

    笹沢左保氏の初期短編の傑作集。古い話なので風俗が違いすぎ、若い世代の読者などほとんど時代劇やファンタジーの世界かも知れない。プロットやオチの付け方などに既視感を感じることが多いが、いやそれは違う。こっちがオリジナルなのだ。続きを読む

    投稿日:2023.05.16

  • 中央公論新社

    中央公論新社

    アリバイが消えたとき、笑うのは誰だ? 本格推理から、著者の真骨頂たる宿命小説まで、バラエティに富んだ作品八篇を収録した傑作選。文庫オリジナル。

    投稿日:2022.11.16

  • ikezawa

    ikezawa

    時効を扱った「15年は長すぎる」
    誰からも憎まれようのない平凡な男が殺された謎「第三の被害者」
    途中まで話の方向が見えなかった「お嫁にゆけない」「不安な証言」

    どれも一捻りあり話の展開の違いに飽きず、読むほど先読みしづらくなり、それがまた良い。

    中でも「殺してやりたい」が良い。
    もう少し詳しく書くと松本清張さんの短編集を読んだ後なので、タイトルと冒頭から「激情にかられた女性がフラれた恋人を殺す話」という頭で読んだ。…とまでしか言えないけど熱い展開から、読後の余韻まで良かった。
    続きを読む

    投稿日:2022.10.20

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