0
青山七恵 / 講談社 (10件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
toshiyori
クリーニング店で出る持ち主不明の預かりもの“はぐれんぼちゃん”その行方を追って行くと思いがけず怖いお話でびっくりした。“人は生きているいろんな荷物を背負うけれど、近くに置いていたいものもあれば少し距離…を置いておきたいものもある。背負いきれないものは一度捨ててしまってもそれは間違いなく人生の瞬間で一緒に過ごしたもの”続きを読む
投稿日:2023.09.24
ちゃろちゃす
自分には合わなかった。 真夏に読む本とは真逆な表紙からしてそんな気がしていた。 前半は重たくて面白さがわからず、後半ようやく勢いが出てきたぞと思ったら、よく分からないまま終わってしまった。
投稿日:2023.08.27
horinagaumezo
クリーニング店で働く主人公・優子が、朝起きたら、長い間持ち主が引き取りに来ない衣服に覆われていて、それらを持ち主に返す旅に出る「出発」編と、持ち主に衣服の返却を拒まれ、途中で出会った「仲間」たちと、持…ち主が引き取りに来ない衣服を保管する倉庫だった場所を訪れる「倉庫」編から構成される長編小説。 新聞の書評を読んで興味を持ち、クリーニング店に引き取りに来ない衣服たちそれぞれにまつわる人間ドラマを追っていくような小説かと思って読み進めたら、全然思っていたような話ではなく拍子抜けというか、正直ちょっと期待外れだった。 本作は、ファンタジー的な要素が多分に入った、メタファー盛り沢山の純文学作品という印象。個人的には、小説からのメッセージはうまく受け取れなかった。 「倉庫」のシステムは、理想的なように見えて、ある種のディストピアではあると思うが、優子の相対し方にもあまり共感できなかった。続きを読む
投稿日:2023.05.28
あきお
クリーニング店の『はぐれんぼちゃん』 人は生きているといろんな荷物を背負うけれど、近くに置いていたいものもあれば、少し距離を置いておきたいものもある。背負いきれないものは一度捨ててしまってもそれは間違…いなく人生の瞬間では一緒に過ごしたもの。 知らぬ間に増えていった荷物も まだなんとか背負っていけるから 君の分まで持つよ だからそばにいてよ それだけで心は軽くなる なぜかMr.Childrenの『GIFT』がしっくりくる青山七恵さんの『はぐれんぼう』でした。続きを読む
投稿日:2023.01.21
nohohon08739
このレビューはネタバレを含みます
孤独の沼の底をともに歩いてくれる本だ。一緒に歩く煩わしさをわかっている者の距離感を保ちながら、旅は道連れ、と気配だけが届くような本だった。 結末は……どうなんだろう。どうなんだろうと思うことがそのまま、自分はどうありたいんだろうという考えに繋がっていく。 久しぶりに純文学を読んだと感じた。
投稿日:2022.12.18
harumi nakano
著者初読み。 不思議なお話だったが、見事に吸い込まれていった。 持ち主がこない衣服、ふとそんなことを考えたこともあったような、そんな懐かしい気持ちもあり(クリーニング店とは全く関わりがないのに(笑)…)。 そういえば昔、預けたお気に入りのサマーセーターが無くなったこともあったなっと、クリーニングを超えて昔の洋服へと思いが続く。 結末も不思議なものだったが、やっと旅が終わったのかといった感慨。 また、自作を読みたいと・・・楽しみだ。続きを読む
投稿日:2022.12.01
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。