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ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之 / 河出文庫 (22件のレビュー)
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ときめきマン
生物はアルゴリズムで、コンピューターがいずれ私より私自身をよく知るようになるので個人主義は崩壊する。きわめてあり得そうな筋書きだ。自分自身をうまくコントロールできなくて困っているひとはたくさんいる。 … 上巻と読む期間が空いたため全体を捉えられていない。また読み返したい。続きを読む
投稿日:2024.05.02
リリー
データ、データ、データ。 確かにそうだなーと。 私たちは単なるアルゴリズムだと言われると、そんな気もする。 私はアップデート出来る気がしない、、、
投稿日:2024.04.08
だぶ
サピエンスの歴史をベースに未来の可能性を示唆。脳科学や生物学の動向を語りながら、それはアリゴリズムに過ぎないことを説く。とはいえ、それを結論としているわけではなく、意識研究が進めば違う未来も見えてくる…可能性は残す。 様々な快楽も所詮脳の電気反応に過ぎず、だとすればさらなる刺激を求め続けるだけという、人間の退屈さのベースとなるものも垣間見えて納得。 歴史は漸進的に進むように思っていたが、データー教は確かに急速に進んでいて、自分の身の回りだってこの10年20年で大きく変わってきた。長い歴史の中の人一人の人生での変化はたいそうなものでなくともあと何十年かの未来から振り返ればたいそうなものになっているのだろう。 サピエンス全史とこのホモ・デウスと客観的な理論をベースに語られていて非常に面白く読んだ。続きを読む
投稿日:2024.02.05
四畳半主義者
近未来の地球は「データ至上主義」が覆い、人間の知能や思考はすべてアルゴリズムに置き換わるーー。稀代の歴史学者が未来を予測し、現代人に警告する。
投稿日:2024.01.22
雷竜
文庫本が出たので再読しました。サピエンス全史に比べると、妙に説明が長くわかり辛いと思っていたのですが、考えてみれば過去の歴史の場合の説明とまだ起こっていない未来についての説明ではその困難さが大きく違…うのは当たり前です。未来のことは誰もわからないので、未来予測はほとんど当たることはありません。 でもこの本の秀逸なところは、サピエンスの行く末についてその根源的な方向性について語っているところです。きっとハラリは、この本を書くために、「サピエンス全史」を書いたんじゃないかと思うのです。 というのも、現在我々は自由主義という経済体制と民主主義という政治体制の下で生活をしていますが、それぞれの体制が予定している個人というのは、森羅万象についてきちんとその意味を理解できて適正な判断ができるという個人です。ところが現代人は森羅万象どころかどんな社会を目指すべきだとか、何が正義であるかはもちろんのこと自分自身についても全く理解できていません。 そして科学的には「生き物はアルゴリズムである」そして「生命はデータ処理である」という前提に立てば、サピエンスより高度な知能を持ち、圧倒的に優れたデータ処理のできるアルゴリズムにその判断を委ねる事になることは当然のことなのだと言えます。 考えてみれば私たちが今後目指すことは、健康、幸福、長生きなのですが、これを実現するために我々は多くのデータをアルゴリズムに供給する事になり、そして誰もそのアルゴリズムを理解できないままそのアルゴリズムの判断を尊重するようになっていくのは当然だと言えます。 その行き着くところは新しい神への従属かもしれません。 現代人はこの事を理解しておく必要があります。続きを読む
投稿日:2024.01.02
ケイ
著者の歴史(事実)を知ることは、未来を予測するために役立つのではなく。過去から離れるために有効という考え方が面白いと思った。 知るほど視野が広がることは、自分の経験でも思い当たる節があるため腑に落ちた…。 人類という大きな推論のため、すぐに自分に活かせることは思い当たらなかったけど、著者の言う通り視野を広げることができた。続きを読む
投稿日:2023.12.20
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