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福永令三, 三木由記子 / 講談社青い鳥文庫 (2件のレビュー)
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アラエッサ
このレビューはネタバレを含みます
小学生の規子は20代のデパートガールに、 中学生の則子は母乳の出る30代に、 東大生の野末は欲張りな金持ち老人に、 佐久間先生は鰻取りの少年に、 謎の赤ん坊は石倉の連れの女性か?、 鬼塚警部補は原人になり毒の吹き矢を作って皆を混乱に、 などなど、時バトの影響でそれぞれに変化。 特に原人が問題だったが、銀バトが長々と触れたことで前世の生き物へ次々に姿を変え、サボテンになったところで銀バトが離れた。 人間は鳥や虫や植物でもあったのだから、今もみんなのことを考えなきゃいけないはずなのに、人間は地球を我が物顔で汚す、と悟り。 変化に伴い、その変化後の歳に身につけている知識や技術(車の運転)が個人差はあれど、あるのは面白かった。 「そうね。このまま、明日の朝、デパートへ出勤するかもね。それも、わるくないかもしれない。どんなデパートか、のぞいてみたい。どんな仲間がそこにいるのか。」と言う規子に対し、亡くなった父の面影を感じる小人・リュージンが、 「なにをねごとをいってるんだ。」 「きみが、その制服を着てでかけることのできるデパートは、八年後でなければ完成しないんだぜ。きみが、たのしく小人の話をきかしてやろうと想像している職場の仲間たちは、ほとんどがランドセルをしょって小学校へ通っているんだぜ。休みのたびに、きみをドライブにさそったり、プレゼントをくれたり、賛美のことばできみをうっとりさせてくれる花婿候補たちは、まだ、中学校で英語の単語を必死になっておぼえているんだぜ。〜このままでいたら、きみは、おじいちゃんもお母さんまでも失ってしまうかもしれないんだぞ。そして、きみを知っている人も、きみが知っている人も、一人もいない世界に放り出されてしまうんだぞ。鏡を見てうっとりしている場合か。きみは、荒海に投げこまれた金魚じゃないか」p226という台詞がなかなか恐ろしいものだった。
投稿日:2024.02.14
ひつじ
おじいちゃんとあの家族が素敵。デデポポかわいかったし。最後にいろんな人が時バトさまのおかげで予想外のものになっていたことがわかるのが楽しかった。数字が入った題名っていいな。
投稿日:2017.06.11
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