【感想】野蛮人の図書室

佐藤優 / 講談社
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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ブクログレビュー

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  • ravenclaw55

    ravenclaw55

    いろいろな本の紹介の部分はおいといて、最後の方で、テロとの戦いという形で日本はすでに戦争状態に入っている、そしてこの世界恐慌で戦争が本格化する、1929年の世界恐慌のあと第二次世界大戦がはじまったように。

    「場所の特定も難しくない。パキスタンですよ」(p292)
    と言っており、核使用の可能性もあるという。

    エマニュエル・トッドもパキスタンが危ないといっていた。
    パキスタンに要注目。

    また、こういう意見もなかなか興味深い。
    「僕はオバマって、ムッソリーニに近いと思ってるんですよ。民主党でも共和党でも、男でも女でも、同性愛者でも同性愛者でない者でも、障害者でも障害者のない者でも、全部「アメリカ」で括ろうとしている。「アメリカとは、アメリカのことを一生懸命考えて行動する人」だと。それ以外は非国民。これは1920年代にムッソリーニが言ったのとまったく一緒。ファシズムの初期には、共産主義とは違う形で、資本主義に反対して社会格差を埋める運動という側面があったんですよ。」(p268)
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    投稿日:2020.04.18

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

    読書傾向は著者と被るわけではないし、職業的にも重ならないことから、彼の読書姿勢・学習姿勢は参考にしているものの、彼の読む書と全く同じものを読みたいとは思っていない。本書は書評集なので、一応目は通したが、個人的には、購入するところまで気持ちは高ぶらなかった。本書自体は、はずれではないと思いますが…。

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    投稿日:2017.01.15

  • DRM

    DRM

    雑誌のコラムを再編集したもの。一つ一つのトピックは長くなく、容易に読める構成。
    一つのトピックに対し2冊の書籍を挙げ、佐藤氏の見解が述べてある。取り上げられる書籍は、漫画から小泉八雲の怪談、経済古典、小説と幅広く、それらから佐藤氏が何を読み取ったのかがクリアにわかる。
    こういう読書力は一朝一夕には身につくはずもないが、個人的にはあこがれる。
    取り上げられている書籍から、自身の興味のある分野のものをこれから拾って読んでいこうと思う。
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    投稿日:2016.08.12

  • kohamatk

    kohamatk

    猫が餌を与え、トイレの掃除をする人間との間で確立された信頼関係を裏切ることがないという。その類比で著者は、仕事を大切にし、家庭を大切にする人を信頼することにしている。

    沖縄戦で用いられた日本人をアメリカの管理下に置くというインテリジェンス戦略は、戦後も一貫して続けられている。アメリカの管理下に置かれることを自発的に望むと、政治家でも外交官でも出世の道が保証される。

    これから重要なのは、自由、民主主義、あるいは市場経済という普遍的原理を世界に押しつけるのではなく、それぞれの国家、地域がお互いに完結した文化を維持し、棲み分けていくことだ。
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    投稿日:2016.03.11

  • ざざあるいは電気羊

    ざざあるいは電気羊

    硬軟そろった佐藤優セレクトの本。半分は読んだことあるかな。1年に出版される本の数は1日1冊読んでも一生かかっても読み切れないらしいから人のオススメを参考にするのも案♪

    投稿日:2014.09.18

  • naiqiao

    naiqiao

    野蛮人から文明人に生まれ変わろうとしているがまだまだ時間がかかりますね。社会を正確に捉え、自分の頭で考えられるようこれからも読書に励みます。
    そして、知ることは楽しい、面白い。

    投稿日:2014.06.27

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