【感想】THE NEXT BIG THING スティーブ・ジョブズと日本の環太平洋創作戦記

榎本幹朗 / DU BOOKS
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ブクログレビュー

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  • ucym100

    ucym100

    p89 ディズニーランドは永遠に未完の作品だ

    p115 日本の経営哲学はデミング博士の考え方によって変えられたのです

    p150 革新への情熱こそすべてに勝る才能だ

    p164 ARMはスカリーCEO時代に、appleがジョイントベンチャーでイギリスに立ち上げた会社だ。パソコンCPUは消費電力が大きすぎ、来る携帯コンピュータの時代に対応できない。ジョブズを追放したスカリーはそう考え、ARM社をっ設立したのだった

    newtonはARMの設計したマイクロプロセッサを心臓にもっていた

    p322 大賀は演歌の次はアイドルだ 山口百恵やキャンディーズ、郷ひろみで荒稼ぎし、その利益を投入してCD革命を起こした
    そのころsonyミュージックには、アイドルの次はロックだと見抜いて方角ブームを起こし、佐野元春や渡辺美里、TMネットワークで大成功を収めたEPICソニーの創業者丸山茂雄がいた。大賀は丸山にしばらく久夛良木たちの開発費をだしてやれと言い含んだ
    アイドルブームの稼ぎがCDを生んだ。今度は邦楽ロックの稼ぎがプレイステーション誕生の孵卵器、インキュベータになったのだ

    p324 久夛良木は任天堂のように型落ちパソコンのCPUをつかって、子どものおもちゃを作るつもりは毛頭なかった。パソコン用のCPUどころか、一千万を超えるCGワークステーションをも凌駕する、ものすごいCPUを創ってみせる。それを使って、リアルなCGで子どもだけでなく大人も楽しめるゲーム機を生み出す。それを何千万台も売り、半導体の新たなテクノロジードライバーをSonyからが握るという、日米逆転の大戦略を久夛良木はずっとねっていたのだ。
    決勝戦の相手はインテルだ

    p325 盛田昭夫もかつて、「独創性を引き出すための有効な方法は、高い目標を設定することだ」と自著で語った

    p334 これまで1千万円超のワークステーションのみが提供できたリアルタイムのCG生成。それをsonyはたった一枚のCPUを安価に開発して実現してしまったのだ

    p342 PS3 高価なBDを載せたがる本社の要望に折れた久夛良木

    ブルーレイの半導体レーザーの量産に失敗し、発売日に予定の1/6の台数しか揃えられず

    linuxをベースのIBMとsonyはPS3のOSを開発していたが間に合わず PSPのOSを流用した

    PS3の発売から一年後,sonyはcellの生産工場を東芝に1000億円で売却。CPUの生産から撤退した。ただの敗戦ではなく、全面降伏の大敗だった

    シリコンバレーの帝王インテルを、唯一脅かした日本人だった

    久夛良木が去ると、丸山茂雄も会社から姿を消した

    p381 ネクストのワークステーションは売れず、彼を窮地に陥れたが、マセマティカが無料で付いていることが第一の理由で、大量に購入してくれた機関があった。・欧州原子核研究機構、CERNである。CERNに勤めていた研究者、ティム・バーナーズ・リーは研究所に導入されたばかりのネクストを使って、世界初のウェブを創り上げた

    p524 プレステの父 久夛良木健は先だって近畿大学情報学部の学部長に就任し、後進の育成にあたっている
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    投稿日:2022.08.30

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